しょくぶつ
Q. 沖縄に行った時にマングローブの種をもらったんですけど、マングローブは海とかでよく見るので塩水で育てるんだと思うんです。でも、沖縄の人は「真水で育てるのがいい」と言うのです。それはなぜか教えてください。 (小5・女の子)
A. 東城先生:海辺に育つマングローブは、塩水でも真水でも育つことが出来ます。なぜ塩水でも大きくなることができるのかと言うと、マングローブ自身が塩分をこす機能を持っているからです。ですから、塩水を体の中で一度真水に変えてから吸収しているんです。
それとマングローブは海岸にありますが、しおの満ち引きで根っこが水の中にある時間があります。その時は、根が呼吸できないので「キコン」と言って海底から空気中に向かって空気を吸うための根が出ているんです。これは、そういう環境で長い間育つことで、マングローブ自身が身につけたものなんですよ。
ちなみに沙漠にも塩分の多い土地があるんです。そういうところにもマングローブのように塩分をこしとって育つ「コヨウ」という植物もあるんですよ。

沙漠を緑にする先生 日本黄土高原緑化治沙小組:東城憲治 先生

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