しょくぶつ
Q. メロンにはなんであみ目もようがついているの? (小3・おんな)
A.

メロンには、あみ目の入っているしゅるいと入っていないしゅるいがあるんです。

じゃあ、どうしてあみ目ができるのかというと、メロンの「み」が大きくなるときに、外がわの皮(かわ)が大きくなるスピードと、内がわの中みが大きくなるスピードがちがうので、バランスがとれなくなってしまうからなんです。皮があまり大きくなっていないのに、中みがグーッと大きくなろうとすると、皮ががまんできなくてひびわれてしまうんです。そしてそのヒビのまわりに「クチクラ」というかたいものができるんです。これがあみ目なの。さいしょは、ヒビも少ないからあみ目も少ないんだけど、メロンが成長するにつれてあみ目がどんどんびっしりになっていきます。あと、果物(くだもの)は水分が多いとどんどん大きくなります。だから、ヒビの多いメロンのほうが、みずみずしくっておいしいメロンになるというわけなんです。

ほかの果物のなかまでも、ひびわれてあみ目になるものがありますよ。でも、メロンが一ばん分かりやすいですね。


東京農業大学農学部講師・宮田 正信 先生

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