花はピンクや赤などいろいろな色をしているよね。葉っぱもピンクや赤のほうがいいと思ったのかな?
こども:はい
でも、お花と葉っぱの役割は違うんです。どういう風に違うかというと、お花は花を咲かせた後、種をつけるのが役割だよね。葉っぱなどは、その植物が生きるためのエネルギーを作るのが役割なんです。どうやってエネルギーを作るかというと、おひさまの光をいっぱいあびたり、空気中から二酸化炭素(にさんかたんそ)という気体を取り込んだりします。根っこからお水を取り込む役割もあります。
それらをうまく使ってエネルギーのもとをつくるんですが、そのエネルギーのもとを作るところが「葉緑体(ようりょくたい)」というところなんですね。その葉緑体は緑色をしているんです。そして葉っぱにはその葉緑体がたくさんあるので、緑色にみえるんです。葉っぱの色は、植物によっていろいろあって、赤っぽい色をしている葉っぱもあれば、緑や青っぽいものもあるんです。それは、混ざっている葉緑体の多さによって変わってくるんです。
日本花の会・和田 博幸 先生
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