にんげん・せいかつ
Q. 夏休みはどうして短く感じるのですか? (小5、女の子)
A. 遠藤先生:楽しいことはすごく早く短く感じてしまいます。
女の子:はい。
遠藤先生:ですから今でもわたしは、お休みは大人になっても楽しみに待ちます。本当のところは楽しいのはお休みを待っている間で、実際にお休みになってしまうとあっという間に終わってしまいます。
女の子:はい。
遠藤先生:週末のことを言ってしまうと、毎週毎週、日曜日の夜は憂うつになりませんか?明日からまた学校だな…と。
女の子:なります。
遠藤先生:なりますよね。もちろん学校は楽しくあってほしいですが、それとは別にやはりお休みをして自分の好きなことができる時間は楽しいですから。夏休みは40日以上あるのですが、もしかしたら1週間くらいに短く感じているのかもしれませんね。ですが、短く感じてもいいと思います。おもいっきり夏休みにしかできないことを楽しくやれば、短く感じてもとてもいい思い出だと思いますよ。
おねえさん:短く感じるというのは楽しかったという証拠になりますか?
遠藤先生:そうですね。
柳田先生:終わったことというのは、取り返しがつきません。
おねえさん:はい。
柳田先生:例えば本当は楽しいはずの夏休みがあまり楽しくなかった人にとっても、あるいはすごく辛かった人にとっても終わった後で「いや〜、長かったなあ〜」と思うことはないと思います。終わったことは楽しいことも悲しいことも短く感じるようになっているのではないかと思います。そう思うと今この瞬間、明日、明後日を
後で短かったなと思わないように一生懸命やることが大事なのじゃないですかね。
おねえさん:なるほど。とろこで、宿題は終わりましたか?
女の子:終わっています。
おねえさん:偉いですね。今日は1日どのような予定で過ごしますか?
女の子:休みます。
一同:(笑)
おねえさん:夏休みですしね。明日からの学校は楽しく過ごして下さいね!

お天気キャスターの森田正光 先生/ 空想科学研究所の主任研究員の柳田理科雄 先生/東京大学総合研究博物館の遠藤秀紀 先生

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