にんげん・せいかつ
Q. ぼくは水泳で代表に選ばれて大会に出ましたが、緊張しすぎて飛び込んだ瞬間に足をついてしまい大失敗しました。芸能人の方は番組に出るとき緊張したりしますか? (小6、男の子)
A. 松居先生:緊張します。
パックン先生:今もですか?
松居先生:はい
パックン先生:松居先生のように長いキャリアの方でもしますか?
松居先生:しますね。
ピーコ先生:松居先生の凄いところは、緊張している様子を見せないところが凄いですよね。
松居先生:モノマネの時は、「声がちゃんと出なかったらどうしよう…」という不安が常にありますから、練習しても不安は付きまといます。でも、「一回でも多く歌う練習をすれば少しは安心できるかな?」と思いながら毎回やっています。
おねえさん:やはりドキドキするのですね。
ピーコ先生:ドキドキするというのは、あがっちゃうということですが、あなたが水泳の大会で「いいところを見せたいな! 速く泳ぎたいな!」と思う気持ちがありますよね? こう思うことが一番の原因なのです。余計なことを考えるとドキドキしたり、あがったりします。「芸能人も格好よく見せたい!」と思う人はたくさんいます。
でも、そういいことばかりなんてないので、そんなにいいところを見せない方がいいから、これから水泳大会の時は、自分がいつも泳いでいるように泳ごうとすれば、あまりドキドキしないと思いますよ。
パックン先生:あの、ぼくの大好きな日本語で「緊張する」という言葉があります。これは、ちょっとマイナスなイメージがありますが、「緊張感」という単語は、「気合いを入れてがんばろう!」という時に使う単語です。
おねえさん:あ〜。
パックン先生:僕は緊張する時に「緊張感だ!」と思って頑張る気になります。
おねえさん:緊張しないで本番を迎えるのはあまりよくないことなのですか?
ピーコ先生:そんなことないです。リラックスして迎えられれば一番いいのですが、どんなに凄い名人でも「本当にちゃんとやろう!」と思って緊張感を持った方がいいです。「緊張感」と「あがる」というのは少し違います。
おねえさん:違うんですねえ。
ピーコ先生:ただ、あまりいいところを見せようと思わないで、自分が出せる分だけ出そうという緊張感が欲しいですね。
おねえさん:ちょっと難しいかもしれないですが、「緊張する」、「あがる」という言葉と、「緊張感」という言葉でちょっと違うようなので、しっかり覚えておきましょうね!
男の子:はい。
松居先生:あなたは、選ばれた時点で凄く実力があるので、また次の大会で頑張りましょう!

ファッション評論家のピーコ先生/タレントの松居直美先生/お笑いタレントのパックン 先生

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