にんげん・せいかつ
Q. バレンタインのチョコレートをもらったのですが、ホワイトデーのとき、どうやって返せば良いですか? (小4、男の子)
A. 杉田先生:好きな子からもらったんですか? 
男の子:好きな子ではないんです…。
ピーコ先生:でも、嫌いでもないんでしょ?
男の子:う〜ん。どっちかって言うと、苦手かな。
ピーコ先生:それは困ったね。でも、いらないと言わないでちゃんと貰ったんだもんね。それは偉いね。
杉田先生:でも、反対にお返しで何かを返したり、何かを言ったら逆に傷つけたり、勘違いさせてしまうこともあるから、ホワイトデーを忘れたふりをして…。
おねえさん:えっ!?
杉田先生:ホワイトデーということを知らなかったふりをするとか、ホワイトデーだっけととぼけてみるとか。
ピーコ先生:(笑)だめよ、変なこと教えたら。うんとね、君はお手紙を書いたことがありますか?
男の子:はがきとかなら。
ピーコ先生:その子とはよく会うんでしょ。ホワイトデーの日になる前に、バレンタインデーのチョコレートをもらったことのお礼、「ありがとう。チョコレートおいしかったよ」と書いて、それで本当のことを言うと、ぼくはお付き合いするのは苦手だから、ホワイトデーで何かをお返しするけれども、その後、お付き合いとかするは無理ですって書いたほうがいいと思う。
男の子:そうですか…。
ピーコ先生:君が付き合いたくないと思っていることを相手の女の子に言っていないと、相手の女の子に勘違いをさせてしまうことになるかもしれないでしょ。
杉田先生:君に好きな子はいるんですか?
男の子:いません。
ピーコ先生:だから、今はフリーにしておいたほうがすごく楽なんだって、今、好きな人はいないんだけど誰かに決めてしまうのが嫌なんだって、お手紙に書いてしまいなさいよ。小学校4年生でしょ。
おねえさん:嫌ですって書くんですか…。
ピーコ先生:だから、フリーでいたいって書けばいいと思う。
おねえさん:それはお手紙のほうがいいんですか?
ピーコ先生:だって、言いにくいでしょ。そういうのって、今やっておくと、後で役に立つよ。
佐藤先生:君はチョコレートをもらったとき、好きですとかって言われたの?
男の子:普通にもらっただけ。
佐藤先生:そうしたら、チョコレートをもらったことは感謝してホワイトデーにこの間、チョコレートをくれてどうもありがとうっていうのだけで良いと思うよ。
杉田先生:でも、私は返さないほうがいいと思う。勘違いさせたらね…。
ピーコ先生:ホワイトデーで返さないと両方ともに嫌な思いをするよりはいいと思うけど。何気なく返せばいいじゃないかな。
おねえさん:今、先生からは2つの意見が出たんだけど、後は、君が決めることが大事かもしれないよ。
男の子:はい。

ファッション評論家のピーコ先生/女優の杉田かおる先生/体操インストラクターの佐藤弘道 先生

[戻る]