にんげん・せいかつ
Q. サンタさんにはなるにはどうしたらいいんですか? (小3、男の子)
A. サンタクロース:これは難しいな…。では、君は体重は何キロありますか?
男の子:22、23キロ。
サンタクロース:意外と軽いね。毎日ごはん食べてるかな?
男の子:はい。
サンタクロース:小学校3年生だったら、もっと食べたほうがいいかもしれないね。給食も残っていたらおかわりしたほうがいいね。で、サンタクロースになるには試験があるのは知っていますか?
サンタさんの試験を受ける前に条件がいくつかあるので、それをお教えします。1つは結婚していなければいけません。男の人は18歳にならないと結婚できないので、君は小3だから、それまで待たなければいけないですよね。それから、こどもがいなければいけません。
そして、もう1つ体重が条件にあります。では、何キロぐらいがサンタさんの条件でしょうか?
男の子:100キロぐらい…。
サンタクロース:サンタクロース試験を受ける前に必要な体重は120キロ以上!
一同:えっ!!
おねえさん:後、100キロぐらい必要ですね…。
サンタクロース:でも、無理やり今から体重を120キロにしようと大食いするのはやめておいたほうがいいからね。
それと、サンタクロースになりたいという思いをふくらませるのは良いし、楽しいと思う。そして、サンタさんの試験を受けたいと思って、サンタさんがどういう人なのか、時間をかけて分かっていくと思うの。それで、本当に公認サンタさんに選びたいなと思う人は長老サンタさんがちゃんと見ていますから、ちゃんと連絡が来ます。君にも何年後か分からないけど、10、20年掛かるかもしれないけど、サンタさんから君に公認サンタの試験を受けに行ってほしいと連絡が来るかもしれません。実は、私もサンタさんになりたいと思っていなかったんです。でも、あるとき、サンタの試験を受けに行ってくださいって、通知が来たんです。
長倉先生:1つお聞きしたいんですけど、「サンタクロース」というのは人の名前なんですか?
サンタクロース:これには色々呼び方があるんです。「セント・ニコラス」、日本だと「聖ニコラス」、オランダとかだと、「シンタクラース」と言ったりするんです。
昔々、現在のトルコのミラという町で、サンタクロースのもとになったセント・ニコラスさんが、貧しくてお嫁にもいけない、食べるものがないと困っている人の家に、かわいそうだなと金貨を窓の隙間(すきま)からポイッと放り込んだのがサンタクロースの始まりだといわれているの。たまたま、そこに投げ入れた金貨が暖炉(だんろ)の近くに干していた女の子の靴下(くつした)に入ったという伝説がもとになっているの。
長倉先生:聖ニコラスという名前を聞いて、いいなと思いますね。でも、世界にはキリスト教国でない国もたくさんあって、イスラム圏なんかではサンタさんのお話もあまり聞いたことがないんだけれど、その聖人ということを聞いたときに、みんな宗教というのがあるから、仏教、イスラム教、ユダヤ教にしても、そういう中で日々の行いが良ければ、やっぱりプレゼントがあるのかなって。それは、きっと、サンタさんがいなくても、違う形でプレゼントがあるんじゃないかなと思いますね。

公認サンタクロースのパラダイス山元 先生

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