にんげん・せいかつ
Q. どうして季節の名前が変わると、暑さとかが変わるのですのか? (小1、男の子)
A. 森田先生:これ、逆じゃないかな? 要するにまず、「夏」という言葉があって、暑いから「夏」になったんだよ。夏は暑いからきているんですよ。だから、言葉、季節の言葉が最初にあるわけではなくて、暑いから夏が来たわけ。逆に、すずしくなってくると、まあ、秋と言おうかなとなって、秋になったんだと思うんです。
青島先生:ギリシャ神話では季節の女神様は3人しかいなかったんです。秋がいないの。ヨーロッパはほとんど秋がないみたい。すぐに夏から冬になってだから、季節の女神は春と夏と冬しかいないの。ホーライという人たちなんだけどね。
森田先生:季節というのは、先に、「暑い」とか「寒い」とかあって、例えば、冬というのは「冷(ひ)ゆる」、「冷える」から来ているんですけど、最初に「冷える」とかがあって冬という言葉ができたんです。
おねえさん:この季節は冷えるから、冬と呼びましょうと決めたということなんですね。
森田先生:そうですね。春は体が張るとか元気いっぱいになるとかね。
青島先生:もっと簡単に、君の名前で言うと、君の名前が先にあって、生まれてきたわけではないでしょ。君が生まれて名前がついたわけですよね。
森田先生:そうです。そのとおりです。

お天気キャスターの森田正光先生/作曲家でピアニストの青島広志 先生

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