にんげん・せいかつ
Q. 友達に手相を見せると生命線が短いと言われたのですが、本当に当たるのですか? (小5、女の子)
A. おねえさん:それは心配だよね?
女の子:う〜ん。長生きしたいから…。
鏡先生:(笑)それは、心配しないでください。手相が当たるかどうかは別として、びっくりするくらい手相は変わるの。生命線が短いと長生きできないというのは、占いの世界でも俗説で、むしろ生命線がはっきりしていたら、それで良いと占いの世界では言うのですね。でも、そんなこととは関係なく、こどもの時なんて手相は毎日ぐらい変わるんですね。
柳田先生:そうですよね、手のひらを開いたり握ったりする時にしわになるのが手相ですから。
鏡先生:そうです。
柳田先生:何をするかによってとか、太ったり、痩せたりで全然違ってきて当然ですね。
鏡先生:特に人間の手の動きって、ものすごく複雑でしょ。だから、それがある種のパターンを表していると言う人もいるけど、どんどん手相は変わっていくんだよ。だから、全然心配しなくて良いよ。それよりは、大人の人で手のひらがものすごく黒いとかだったら、健康上あまり良くないかもしれない。でも、手相の基本って実はそういうことで、血色を最初に見るんです。線ばかりではないんですね。でも、こどものうちはそんなことを全然心配することはないので、手をいっぱい動かすとか、ゲームをするとか、運動するとかで長生きできると思う。
おねえさん:大丈夫だって!
女の子:良かった!
鏡先生:それより、ご飯の好き嫌いをしちゃダメ(笑)
おねえさん:その方が長生きにつながりそうですね。

占星術研究家の鏡リュウジ先生/空想科学研究所主任研究員の柳田理科雄 先生

[戻る]