にんげん・せいかつ
Q. どうして、子供より大人の方が寒がりなんですか? (小学3年 女の子)
A. おねえさん:誰かと比べたのかしら?
こども:お父さんとお母さんが寒がり。
おねえさん:寒がりなの?どんなことがあった?何かお父さんたちが「寒い、寒い」っていったことがありましたか?
こども:外に出たときに、お父さんとお母さんが寒いって。
おねえさん:きょうはどう?寒い?
こども:わかんない。
藤堂先生:難しいですね。お天気というより、人間の体って感じですけどね。寒がりですか?そうでもないですか?
こども:あんまり寒くない。
藤堂先生:そうですね。どうしても大人の方が寒い寒いって言っちゃうよね。どうしてだろうね。
ダリオ先生:ゆっくり動くからかな。子供達はバタバタって動くから。
藤堂先生:そうですね。子供の方が動いて、エネルギーをね、体を温めるというのがあるんですけどね、外の温度は同じなんだけど、大人の方が寒がりって、これは、お医者様なんかによく聞いたりしてみるんですけどね、いろんな理由があって、同じ温度でも寒い所に住んでいる人と、暖かい、熱帯の方に住んでいる人とやっぱり感じ方が違うんですよ。だから、人間、「慣れ」っていう、慣れてるということも大きな原因らしいんですけどね。それから、日本でいうのも、大人の方が体の面積が大きいでしょ。ですから、冷たい空気に触れている範囲が広いっていうのもあったり、あと、手とか顔とか皮と肉の間にね、脂、皮下脂肪っていうのがあって、皮下脂肪がどうも温度の熱伝導が悪い、温度をあまり通さないっというか、なんというか。
おねえさん:温度が伝わりにくい?
藤堂先生:伝わりにくいというのがあって、その皮下脂肪が多い人の方が寒がりっていう話しも聞いたことがあります。
おねえさん:多い方が寒がり?
藤堂先生:ですから、太ってる人の方が寒がりじゃないか?ということも以外とあるみたいなんです。でも、ホントの所、何なんでしょうね?
ダリオ先生:皮はそれほど寒くならないかも知れないね。でも、太くならない方がいいですね。健康のために。
藤堂先生:ですから、慣れかも知れないんでね、地球の一番南の方に南極ってあるの知ってますか?
こども:はい。
藤堂先生:あの南極に日本から行って、いろんな観測とかやっている、越冬隊という人たちがいますね。南極の冬場になると、−40°とか50°とかとっても寒くなるんですけども、ちょうど今、南極は真夏なんです。そうするとね、気温が0°ぐらいまで上がる、南極で0°くらいなんですけども、0°って寒いよね。今日も東京は4°とか5°だけれども、非常に寒いんだけど、南極には0°になったら、みんな上半身裸になってキャッチボールやったり、全然平気だそうです。
おねえさん:お水か凍るおんどなのに?
藤堂先生:そうなんです。ですから、寒い所にずっといるとね、体が慣れちゃうんでしょうね。0°でも暖かい。ですから、お父さんもお母さんも寒いとき、薄着して外に出たらカゼひいちゃうかな?
おねえさん:大人の長いこと寒いのには接しているのに、慣れないんですかね?子供の方が生まれてからの時間が短いのにね。
藤堂先生:やっぱり、ひょっとしたら、大人は弱がりかな?
ダリオ先生:キャッチボールあまりしてないんですからね。
藤堂先生:じっとしているからね。
おねえさん:子供の方が元気がたくさん中にあるっていうことでしょうかね?とっても難しいお話みたいよ。先生が3つこうかもしれないな?っていうお話をしてくださったんですけども、お話はわかったかしら?どれが正解かはまだわからないですよね。
藤堂先生:そうですね。ですから、時間があったら、できるだけ外で元気良く、飛び回って遊んでください。

気象予報士:藤堂憲幸 先生/マルチアーチスト:ダリオ・ポニッスィ 先生

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