にんげん・せいかつ
Q. うんちはなぜ茶色なのか? (小2・男の子)
A. 柳田先生:まず、うんちはなにからできているか知ってますか?
こども:おなかから?
柳田先生:そうだよね。キミはご飯を食べるよね。食べたご飯というのは、胃(い)を通って、腸(ちょう)を通って、そこで栄養をからだがすいとって、残ったものがうんちになって出てきます。食べ物の中にはいろいろなものが入っているけど、その中のひとつに脂分(あぶらぶん)があります。たとえば、バターとか牛乳にも入っているよね。その脂分をとかすための液が肝臓(かんぞう)からでるんです。肝臓は胃の上にあります。キミは焼き鳥でレバーを食べたことない?
こども:あるけど、あまりいっぱい食べたことない。
柳田先生:2年生でレバーを食べるのはえらいですね。そのレバーは人間の体の中にもあるんです。重さは、大人だとサッカーボールの2倍くらいあります。その肝臓から、食べ物にある脂分を溶かす液がでるんです。
そして、肝臓には古くなった血をこわすという働きもあるんです。血は使っているうちに古くなっていきます。その血はこわさないと毒になってしまうんです。その時、こわされた血が脂分をとかす液にまざって出てくるんですね。だから、うんちの色というのは、古くなってこわされた血の色なんですよ。肝臓がいろいろなはたらきをしているから茶色になってしまうんだね。

理科の先生:柳田理科雄 先生

[戻る]