にんげん・せいかつ
Q. 僕は足を骨折してしまったんですけど何を食べたら早くなおりますか? (中1・男の子)
A. 佐藤先生:どうして骨折してしまったの?
こども:中学の部活でバスケットボールをやっているのですが、疲労骨折(ひろうこっせつ)してしまいました。
佐藤先生:足のどのあたりかな?
こども:薬指の根もとあたりです。
佐藤先生:なるほど。あなたはご飯を毎回3食食べていますか? お肉とかお魚、果物は好きですか?
こども:好きです。
佐藤先生:学校は給食かな? だったら、牛乳とか飲んでるかな?
こども:飲んでます。
佐藤先生:なら、学校以外でも牛乳飲んでいるかな?
こども:飲んでいます。
佐藤先生:そうですねぇ。なら、あなたはきっと骨を強くする食べ物を食べる量が少なかったと思います。骨というのは、家を作る時と同じように柱があって、壁があります。その柱というのはたんぱく質です。
首のスジとか手のスジとかにびょーんと出てくるものがありますよね。あれはコラーゲンで出来ているのですが、あれにカルシウムとかマグネシウムとかがペタンペタンと張り付いているのが骨です。ですから、骨を強くするにはコラーゲンというの柱をしっかりさせなくてはいけません。お肉とか魚、あと大豆にも多く含まれています。あと、さっき果物好きですか? って聞いたよね。どんな果物が好きですか?
こども:リンゴやみかん、バナナも好きです。
佐藤先生:よかったぁ。たんぱく質が体の中で、骨の骨組み「コラーゲン」になるには、ビタミンCが必要です。それにカルシウムを貼り付けるんです。ですから、骨をなおすというよりも、骨を強くするためにビタミンCやたんぱく質をとってください。、カルシウム小魚やわかめにもミネラルが多く含まれていますが、牛乳やヨーグルトなど乳製品には、カルシウムが体の中でとっても吸収されやすい形で含まれているんです。ですから、乳製品をとっていくと疲労骨折がなおりやすいのはもちろんですが、疲労骨折なんかにならなくなってしまいます。で、まずは3色きちんと食べること。牛乳や果物をきちんと食べればいいのではないかしら。

料理・栄養研究家:佐藤 秀美 先生

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