にんげん・せいかつ
Q. お札は何年毎に変わるのですか? (小6・男の子)
A. 植村先生:千円札は野口英世、五千円札は樋口一葉になりました。一万円は以前と変わらず福沢諭吉ですが、新しい技術もたくさん盛り込まれた新しいお札になりました。もうそのお札は見ましたか?
こども:まだです。
植村先生:ぜひ新しいお札を手にとって見てみてください。お札がどのくらいで変わるかというのは実は決まっていません。というのは、お札に使われている技術というのは、その時の最新技術です。ところが時がたつにつれて、新しい発明が出てきます。お札もそれにあわせて変えていければいいのですが、そうコロコロ変えるわけにはいきません。というのも、自動販売機も新しいお札を読み込めるようにしなくてはなりませんし、多くの人がこんらんしてしまいます。だからある程度、同じお札を続けていくわけです。でも、時がたてばたつほど、ニセサツが作られてしまうという事情があります。ですから、そのタイミングを見て変えるのです。今回は、20年ぶりにお札を全面的に変えました。よく変えずにここまできたなぁというのが先生の感想です。アメリカやタイはもっと短い間隔でお札を変えていきます。もっと短い国だと15年、もしくは7、8年で変えているという国もあるんですよ。

紙幣研究家:植村 峻 先生 先生

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