にんげん・せいかつ
Q. なぜビールは、ペットボトルに入っていないのですか? (中1・男の子)
A. 柳田先生:おっと、まだビールは飲んでないよね。
こども:はい、飲んでません。
柳田先生:OK。ビールの問題ですけど、ビールはもともとはビンに入っているってしってる?
こども:知りません。
柳田先生:おー、そっかぁ。そう、ビールはもともとはカンに入る前はビンに入っていたんだよね。カンに入り始めたのは、ビンに入り始めた時にくらべたらだいぶ最近の話なんだよね。そこで、ビールのビンの話ですが、ビンはもともと茶色なんだよね。なんで色のついたビンに入っているかというと、これは学校の理科室のビンともいっしょなんだけど、色のついたビンに入っているものと言うのはみんな太陽の光に弱いのね。太陽の光にあたると化学変化を起こしてしまうものなんだ。キミぐらいの学年ならば「しょう酸」とかを見ることがあるかもしれないけどそれもおなじです。ビールもいっしょなんですね。ところが、ビンとペットボトルに入っているものをくらべるとペットボトルってあつさがうすいでしょう。いくら色をつけても太陽の光をふせぎきれないんだ。そういうわけでビールはカンかビンに入っているんだ。それからビールっているのはジャーッとつぐとアワがボコボコふきだして来るよね。また、ほかの炭酸飲料にくらべるとアワがたくさんでるよね。そのアワはビンの中だと外に外にふくらんでいるんです。ペットボトルだとその力にたえられないのね。だからどうしてもアワがガスになって、ペットボトルをぬけていってしまうんです。それらをふせぐためにビンに入っているんですよ。

理科の先生:柳田 理科雄 先生

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