にんげん・せいかつ
Q. どうしてクリスマスにはクリスマスケーキを食べるのですか? (小1・男の子)
A.

うつみ先生:私も子供のころ、お母さんがクリスマスのときに「クリスマスケーキを食べようね」と言ってくれました。私の家はきょうだいが5人もいて、しかも今みたいにケーキ屋さんもそんなになかったので、クリスマスになってやっとケーキが食べられたんです。いつもは「せんべい」がおやつでした。 今でこそクリスマスにはサンタさんがやってきてプレゼントをくれるようだけど、うちにはあまりサンタさんがやってきませんでした。だから、クリスマスには「お父さんとお母さんときょうだい」がみんな早くおうちにかえって、ケーキをかこんでいろいろな話をする日でした。「今学校にこんな先生がいて、お友達にはこういう友達がいるんだよ」とほうこくをしていまた。ただ、その時にお茶だけだとさみしいでしょう。だから、気持ちも「はなやか」になるケーキを食べるようになったんでしょう。ちなみに私のお母さんはケーキの切り方がとっても上手でした。お父さんやお母さんときょうだい5人の7つ分に切ってくれるんです。お母さんのすごさなどにはくしゅをおくるもよおしもあったんですね。

また、クリスマスはケーキ屋さんも商売したいと思っているんじゃないかなぁ。いつもそれほど売れないケーキだけれど、クリスマスがあるとみんな買ってくれるから「よーし、がんばってケーキを売ってやるぞ」と思うわけです。ケーキ屋さんのうでの見せどころなわけですよ。だからクリスマスは、うちでケーキを食べる人たちもニコニコ、ケーキ屋さんもニコニコなんですね。

永先生:ははは。それじゃ答えになっていないよね。あなたのおたんじょうびはいつですか? おたんじょうびの日、バースデーケーキがでたよね。では、クリスマスはだれのたんじょうびでしょう。クリスマスはイエス・キリスト様のたんじょうびなんですよね。だから、きみのたんじょうびと同じようにキリスト様のたんじょうびにもおかしがでて、それをおすそ分けしてもらっているんです。だからクリスマスケーキは、神様のことを考えて食べるといいですね。


永六輔先生、うつみ宮土理 先生

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