着物を着て茶道を習っているのかな?
こども:そうです。
すごいですねぇ。着物はやはり着くずれてしまうものなんです。くずれるのは当り前だから「どのように着物を着なおすか」を知っていれば良いと思います。そこで2つおしえます。まず、おびのしたのところに「おはしょり」といって着物のきじがあまっているところをおっているところがあるでしょう。その「おはしょり」がお点前している時に、上にあがってしまうことがあります。だからそれをときどきなおすようにしてください。それがひとつです。 次におびのことについてです。おびは何を使っているのかな? よく「ゆかた」を着た時むすぶ、はばがずっとおなじの「はんはばおび」ですか? それともふつうの「おび」ですか? 「なごやおび」ですか?
こども:「はんはばおび」です。
そうですか、それならば座ったとき背中をいすなどにつけないといいですよ。この2つをまもれば、あと「そでのあしらい方」とかは、おかあさんや先生がおしえてくれるでしょう。
千利休(せんのりきゅう)さんは、お茶をやるとき大切なことはどんな着物を着るとかではなく、「お菓子をのせるかえしと手ぬぐいは白きがよし」とおっしゃっいました。ですから、気をつけてほしい所は、「白いたび」のことだけ気をつければいいと思いますよ。「たび」はよごれているとお点前の時、見ている人が気になりますからね。
それにしても、小学校3年生でお茶をやっているってすごいですね。ぜひ、やめないでくださいね。
服飾評論家:市田 ひろみ 先生
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