にんげん・せいかつ
Q. あみ物の種類で何種類ぐらいありますか? (小5・男の子)
A.

お姉さん:あなたはあみ物をしたことがありますか?

こども:あります。手であみました。

そうですか。先生も子供のころ、あみ物が大好きでした。ただ、あなたは11歳でもうあみ物をしているんですね。わたしはそのころまだあみ物をしていませんでしたから、将来が楽しみですね。
さて、あみ物の種類がどれくらいあるのかと言うことですけど、あなたがやっていた手であむのは、たぶん指あみのことです。あみ物はかならずしも道具がいらないんですね。あみ方は、「指あみ」もありますし、「かぎ針」という金ぞくや竹でできた針の先がまがっているものもあります。そのほか、「棒針あみ」というのもあるんです。このはりは台所にある「さいばし」のようなものです。それにもうひとつ「アフガあみ」といってアフガンのじゅうたんににているところから名づけられたといわれています。
ほんとうにいろいろな種類があります。そしてさらにそれぞれの針にそれぞれのあみ方があります。たとえば「かぎ針あみ」ならば「くさりあみ」・「こまあみ」・「ながあみ」。「棒針」ならば「おもてあみ」・「うらあみ」といったぐあいに、それぞれの針とそれぞれのあみ方が組み合わさってたくさんのあみ方できていきます。だから、あみかたの「もよう」になるとほんとうにたくさんの種類があるんです。一本の糸しかないのに、どんなことでもできてしまうのがあみ物の楽しさなんです。
あなたはどんなものをあみたいと思いますか?

こども:マフラーをあみたいと思います。

そうですか。では、あんだらお父さんやお母さんにプレゼントしてあげてくださいね。マフラーも指であめますよ。


ニットデザイナー:広瀬 光治 先生

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