にんげん・せいかつ
Q. 運動会で「たんきょり走」や「くみたいそう」のれんしゅうをやっていると、すぐ「きんにくつう」になってしまうんですけど、なんで「きんにくつう」になるのですか? (小6・女の子)
A.

運動をして「きんにくつう」になるりゆうは、おもに2つあります。1つは「体がかたい」。体がかたい人がムリに体を動かすと、ふつう「きかい」や「おにんぎょう」だったらこわれてしまうところ、「にんげん」はこわれるとこまるので、体が「いたい」というしんごうをだして、何とかしてもらおうとするわけです。こういうばあいは、ストレッチなどかんたんな「じゅうなんたいそう」をするとすこしはきんにくつうがなくなると思います。
もうひとつ、ふだんつかわないきんにくがつかわれているばあいです。思いっきり走る「たんきょり走」は「くみたいそう」をするときのきんにくとちがうきんにくを使いますよね。それで「きんにくつう」がおこるんです。だから運動会でふだん体を使わないお父さんたちが玉入れだのなんだのとがんばると、かいしゃでは使っていないきんにくを使うから月ようびに体がいたいなんてことになるのです。それをふせぐには、ひとつは「じゅうなんたいそう」。そしてもうひとつ、「きんにくつう」をいちばんおこさないほうほうは「ひやす」なんです。学校でひやしたりはできないから、おうちに帰っておふろに入るまえに、ビニールぶくろにこおり水をいれていたくなりやすいところをひやしながらマッサージをするんです。それをする前におふろに入ると朝おきた時もっとひどい「きんにくつう」になってしまいます。


スポーツドクター:辻 秀一 先生

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