にんげん・せいかつ
Q. ぼくは3人きょうだいで、いつも「おとうと」や「いもうと」とけんかしてしまうのですが、どうしたらけんかしないですみますか? (小3・男の子)
A.

お姉さん:どんなことでけんかしちゃうの?

こども:4才ちがう「いもうと」と5才ちがう「おとうと」が、いつもぼくのたべものとかゲームをほしがるのです。

中川家(剛先生):ああ、なるほどね。それね、きっとほしくないけど「くれ」って言っているよ。よくあるけど、なんでもかんでもぼくがもっているものをほしがったり、どっかいこうとするとすぐ「どこいくの」とか言うんですよ。

中川家(礼二先生):おお、たしかにそういうきおくがありますね。それでけんかもしてましたね。

中川家(剛先生):でもね、けんかはしたほうがいいとおもうよ。

神津先生:あなたは、「いもうと」と「おとうと」とすこし年がはなれているよね。そうするとあなたがリーダーで、こぶん2人というかんじだね。そのこぶん2人がガチャガチャうるさいよね。わたしもいちばん下の「おとうと」とは14才もちがったのよ。こういうばあいは、「じぶんをリーダー」だと思ってください。けんかしてもいいからリーダーとして「こぶんをどうしたらいいか」をかんがえてけんかするといいと思います。

山崖先生:そうですね。けんかになるのは「おにいちゃんがうらやましい」と思っているからです。こういった形でけんかになるのは、とってもすてきなおにいちゃんである「あかし」ですね。だから、おにいちゃんが持っているものとかやっていることをなんでもまねしたいんだと思います。ここは、ちょっとボスになって、「いもうと」と「おとうと」をみるといいと思います。でも、おこりたいことがあったらあんまりがまんしすぎないようにね。


中川家(剛先生、礼二先生)・津田塾大学:山崖俊子先生・エッセイスト:神津十月 先生

[戻る]