これにはいろいろなせつがあるんだけど…。
たしかに小学生の給食にでても「大学イモ」だよね。どうしてそういうなまえになったのかというと、いま、大学は「えっ、そんなにあるの?」ってくらいたくさんあります。でも、むかしは大学はそんなになかったんですね。だから、大学をそつぎょうすると、およめさんになってくれる人がたくさんきたり、おむこさんになってくれる人がたくさんきたりしたんです。それくらい大学に行くということはすごいものだったのです。
そしてむかしから、おイモは「やきイモ」にしたり「ふかしイモ」にしたりして、よくたべられていました。大学イモは、おイモをあげて、ゴマをまぶして、まるでおかしのようにしてたべるよね。むかしの人は、こういうものを「大学を出るくらいすごく手のこんでいておいしいおイモだな」とおもったんだそうです。それくらいすごいおイモだから「大学イモ」となまえが付けられたそうです。だから、いまでは小学イモでもいいのかな?小学生のような大学生もいっぱいいるものね。
放送タレント:永 六輔 先生
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