クッキーを作るときとスポンジケーキを作るときのちがいを知ってる?
こども:クッキーは手でこねてかたくしたけど、スポンジケーキのときはぜんぶ「あわだてき」をつかった気がします。
そうです。まさにそれがちがいなんですね。こなにミルクを入れたりかおりづけのものをいれたりして、それを手でこねて「かたくして」やくのがクッキーです。スポンジケーキのばあいは、なかに空気をたくさん入れて「ふくらませ」るんです。ふくらませるには、白いこなとミルクやバターをいっしょにして、あわ立てたタマゴの白みをいれてふわっとやわらかくやきます。でも、いまでは、さいしょからぜんぶセットになっていて、「このこなのセットを牛乳でといてやくとスポンジケーキになりますよ」というのも売っています。その中に、ベイキングパウダーというこなが入っていて、このこなが入ることによって、空気がはいってふくらんでいくんですね。そして、スポンジケーキを作るときのポイントは、「まぜるときにこねまわさない」ということです。というのも、あまりまぜすぎると「こなに足がでる」といって、ねばねばしてふくらまなくなってしまうんです。だからヘラみたいなものをタテにして、こなとミルクを切るようにまぜるとうまくいきます。それをケーキのかたにながしこむのですが、そのときもヘラに水をつけてやさしくなでるように形を作ってくださいね。とにかく「こねまわさない」。これが大切です。そして、もっと大切なのことがあります。それは、こなやさとうなどのりょうをさいしょにきちんとはかることです。この2つさえやればおいしくできますよ。いろいろなものをつくってね。
女優・大山 のぶ代 先生 先生
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