はつもうでは、みんなでいったの?
こども:おばあちゃんいがいの家ぞくみんなでいきました。
なんで、おばあちゃんをのこしていったの?
こども:こしがわるいんです。
それはしんぱいですね。では、おばあちゃんに伝えておいてほしいんだけど、はつもうでは、ちょくせつ行くことができなくてもだいじょ
うぶなんです。「代参(だいさん)」といって、かわりにおまいりすることができるんですね。だから、あなたがおばあちゃんのかわりに
「今年もおばあちゃんが元気だったらいいな、おばあちゃんのこしがなおりますように」とおまいりしてください。そういうきもちを大切
にしましょうね。
そして、どうしてはつもうでにいくのかというと、あなたは毎朝、起きたときに「今日はいいことがあるといいな」と思いますよね。それをくり返していくと、一年になります。そのくり返しのいちばんさいしょが「はつもうで」なんです。お正月になると、することにはすべて「初(はつ)」がつくわけだから、毎日思っていることのいちばんさいしょに「今年はいいことがありますように」「おばあちゃんのこしがなおりますように」とおねがいすることがはつもうでに行くりゆうだよね。
そして、おうちのまわりに「鎮守様(ちんじゅさま)」とよばれる古いじんじゃがあれば、本当はそこにいくんです。自分たちのすんでいる町をまもってくださる神様のところにいくのが本当の「はつもうで」なんですよ。
放送タレント:永 六輔 先生
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