にんげん・せいかつ
Q. ぼくはしょうらいラジオジョッキーになることがゆめなんですけれども、どうすればなれますか (中3・男)
A.

もともとジョッキーというのは、ウマにのる「のり手」、つまり騎手(きしゅ)のことをいうんです。
けいばのレースを見ているとわかるんだけど、騎手(きしゅ)はウマに「いそいで行こう」と言ったり、「ここはゆっくり」と言ったりしてウマをうまくあやつるでしょ。 レースをもり上げて、その中でかてるようにがんばるわけですね。

そして、「ラジオジョッキー」ということですが、「ラジオ」の「ジョッキー」ということなんです。
ただ、ジョッキーの中にも、いろいろな音楽をしょうかいするディスクジョッキーになるとか、スポーツを中心にするとか、または本のしょうかいをするとか、いろいろなジョッキーがあるんです。 だから、あなたが一ばんとくいなジャンルでばんぐみをもり上げなくてはなりません。 そのためには、いろいろなことにきょうみを持って、たとえ「こういうことを知っていて役に立つのかな?」ということでも、くわしくなくてはいけません。 そういうことがいっぱいあればあるほど、ばんぐみにおもしろさが出てくるんです。

たとえば、ぼくは今あなたとお話ししているわけだけど、このばんぐみはほかの人もたくさんきいているよね。 だから、ぼくはあなたとお話ししていると同時に、あなた以外の人にもわかりやすく、おもしろく、お話をしなくてはならないんです。 そのためには、いろいろなことを知らなくてはいけないよね。

だからまずは何にでも「見たい知りたい」「どうなってるんだろう」という心、つまり好奇心(こうきしん)をもって考える人になってがんばってください。


放送タレント・永 六輔 先生

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