にんげん・せいかつ
Q. 包丁(ほうちょう)がこわくて使えないんだけど、どうしたらこわがらずに使えるようになるの? (小4・おんな)
A.

お母さんのお手伝いをしているの?お手伝いはとても大切なことだからがんばってね。

まずはじめのコツは「包丁のえらび方」。包丁は、よく切れるから「こわい」と思いますよね。だから、あまり切れないものを使えばケガしない、と思いがちです。でもね、それはまちがいなの。よく切れて、しかも自分の体にあったサイズをえらぶのがポイントです。切れない包丁を持つと、うまく切れないから「エイッ」って力を入れてしまいますよね。その方がかえってケガしちゃうことが多いんです。だからね、ちょっとさわってもすぐ切れるような包丁を使った方がいいです。それと、あまり重いものや長いものではなく、台所で普通に使う「洋包丁(ようぼうちょう)」がいいでしょう。

つぎは「包丁の使い方」。包丁をこわがらず、先がグラグラしないようしっかり右手で持ってください。そして左手は切るものをしっかりとおさえてください。左ききの人はその逆です。ものを切るときに大切なのは、ものをおさえるほうのゆびをのばしてはいけないということです。手をかるくにぎってネコの手のように丸くしてね、丸めたゆびの第二かんせつに包丁の刃(は)をそわせてソーッと下ろしていきます。

切る練習は、ダイコンのような切りやすいものがいいでしょう。切ることになれたら、皮をむいたり、もっと細かく切ったりしてください。ジャガイモなどの皮をむくときは、ジャガイモをしっかりもつことが大切です。

とにかく、こわいからといってビクビクしないで、「しっかりにぎる」。これが大切です。


女優・大山のぶ代 先生

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