ほし・うちゅう
Q. 宇宙にいったら、ロケットの中にいる人はなぜ浮くんですか? (幼稚園 女の子)
A. 福永先生:では、反対に私たちが浮かないのか?っていうことから考えていきたいんですが、今浮いてる?
こども:浮いていない。
福永先生:浮いてないよね。どうして浮いてないんだと思う?浮けたら面白いのにね。
こども:先生がね、言ってたけど忘れた。
福永先生:じゃあ、すごく不思議に思っていたんですね。これは、お家の中のものを見ても、浮いてる物はなくて、みんな置いてあったり、人間だったら、立ったり座ったりしていますね。実は、私たちが住んでいる星はなんだっけ?
こども:地球。
福永先生:地球だよね。地球って大きいって知ってる?
こども:知ってる。
福永先生:地球って大きいよね。で、私たちはみんな地球の上に立っているよね。地球ってまあるいよね。
こども:まあるい。
福永先生:私たち、今日本にいて、立ってるけど、もし、まあるい地球の反対側に人がいたらどうなってると思う?
こども:浮いてる?
福永先生:浮いてる?でも、テレビで外国の人で浮いてる人なんて見たことあるかな?
こども:いいえ。ない。
福永先生:ないよね。実はまあるい地球の反対側にいる人もちゃんと立ってるの。ただ、足と足が地球の真ん中を向いていて、立ってるから、逆さまの格好になっているんだね。
こども:すごい。
福永先生:もしよかったら、紙に丸を書いて、立っている人の絵をいろんなところに書くと、みんな足が地球の中心に向いて立ってます。
こども:うわー。
福永先生:実は、地球には、引っ張る力、があるんです。
こども:あ、それ先生が何か言ってた。
福永先生:言ってた?重力とか引力っていう言葉、先生から聞いたかな?
こども:聞いていない。
福永先生:聞いていない?その引っ張る力のことを漢字でいうと、重力とか引力になるんだけど、私たちはみーんな、人間も物も動物も、地球に引っ張られて立ったり座ったり、くっついていられるんですね。地球に引っ張る力がなかったら浮いて飛んでっちゃいます。
こども:わー。
福永先生:ところが、地球の引っ張る力は、条件があって、地球の近くにいないとその力が届かないんです。なので、地球から離れれば離れるほど、引っ張る力が弱くなって、宇宙までいくと、地球の引っ張る力がとっても小さいから、浮かんじゃうんです。
こども:小さくても浮かぶの?
福永先生:うん。で、さらに遠くに行くと全く届かなくなって、完全に浮いちゃいますね。
おねえさん:浮いちゃうんですね。地球が引っ張る力が届かなくなっちゃう。
福永先生:届かなくなっちゃう。から、宇宙に行くと浮いちゃう。

東急まちだスターホール解説員:福永則子 先生

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