ほし・うちゅう
Q. オーロラはどうしてできるの? (5歳・女の子)
A. 中山先生:何かでオーロラを見たことはありますか?
こども:絵本で見た!!
中山先生:そうですか。私は、南極に行って初めてオーロラを自分の目で見ました。とってもきれいでしたよ。
こども:カーテンみたいな感じで?
中山先生:そう、光がヒラヒラ動いているんですよ。
こども:カーテンが風で動いてるみたいに?
中山先生:そうそう。でも、これは風に吹かれているわけではないんです。オーロラはね、風が吹くよりもっともっと高いところにあるんですよ。じゃあ、なんでこんなふうになるのかな?ってふしぎでしかたありませんでした。そこで、オーロラをけんきゅうしている人に聞きました。そうしたらたくさん教えてくれました。まず、「おひさま」があるでしょう?
こども:おひさま、あるある!!
中山先生:おひさまから地球に向かって、目に見えないくらい小さなツブが降ってくるんです。これは「太陽の風」と言われているんですけど、そのツブには電気がふくまれているんですね。で、地球は磁石になっているって知っているかな?
こども:知らない。
中山先生:地球は北のほうがN。南の方がSって、大きな磁石になっているんですね。この太陽から飛んでくる電気をふくんだツブが地球に降ってきた時、地球の磁石とぶつかるんですね。その時、ピカッと光るんです。
こども:それがオーロラ?
中山先生:そうです。それがオーロラなの。小さなツブがたくさん集まっているんです。そのぶつかる時の様子で、赤く光ったり青く光ったり、緑色だったりいろいろな色になるんですよ。
こども:きれいな色?
中山先生:ものすごくきれい!! 一番すごい時は、短い時間にものすごい勢いで色が変わって、また頭の上を動き回るんです。頭の上を走っているようです。あなたも、大きくなったらとっても北か南のほうにいったら見られるかもしれないね。

朝日新聞 記者 第45次南極観測隊:中山 由美 先生

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