ほし・うちゅう
Q. 夏休みにニューカレドニアに行きます。そこで南十字星を見たいのですが、どこを探したらいいですか? 探している時によくまちがえると聞きます。おうちの星座盤(せいざばん)で大丈夫ですか? ()
A. 国司先生:ニューカレドニアは天国に一番近い島として有名だよね。きれいだよ。南の島にいくと日本では見られない星が見られるんだよね。
それで南十字星とよくまちがえてしまう星、これは「ニセジュウジ」といわれるのがあるんです。南十字星よりも星の明るさは少しくらいんだけど、ニセジュウジのほうが少し大きくて、そちらのほうが十字に見えてしまう人が多いんです。
ただ、南十字星を確かめる方法があります。それは、すぐおとなりにケンタウルス座のアルファ星とベータ星というふたつとも1等星の明るい星がならんでいます。これをポインターズとよんでいます。この2つの星が、南十字星を指し示すという意味なんだな。このポインターズのケンタウルス座のアルファ星とベータ星と、南十字星をむすぶと昔使っていたハエタタキみたいな形になります。
あと星を見るには、いつ、どこで、それに時間が大切なんだよね。南十字星はカラス座と南にあって春先のほうがよく見られます。今の時期だと日の入りすぐに見ないと空のすごく低い場所に星がいってしまいます。ですから、あまり夜がふけないうちに見てください。それに、星座早見盤(せいざはやみばん)は、残念ながら日本のものはつかえません。大きな本屋に行くとユニバーサルタイプというのがあります。世界中の星空がわかるものなんですが、これを今のうちに日本で買っておくか、ニューカレドニアに行って買って下さい。

川崎市青少年科学館:国司 真 先生

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