ほし・うちゅう
Q. なんで北のほうにはオーロラができるのですか? (小1・おんな)
A.

「オーロラ」は、お空のうえにゆらゆらとういているカーテンのように見えるものです。あれは、地球の空気と、太陽からやってきたツブツブがぶつかってできるものなのです。

じつは、地球にはいつも太陽からすごいエネルギーがやってきています。そのエネルギーというのは、「光」だったり「ねつ」だったりしますが、そのエネルギーには人間の目には見えない、いろいろなツブツブが入っているんです。そのツブツブはいっぱい集まるとピカピカ光るものであったり、電気をおびたものであったり、じしゃくのような「磁力(じりょく)」という、ものをひきつける力をもったツブツブであったりします。それが太陽から地球まで、1億5000万キロメートルものきょりをとんでくるのです。そして、太陽から飛んできたツブツブは地球とぶつかります。

でも、地球は人間やほかの動物たちが生きていけるように、空気でつつまれていますよね。その空気の層(そう)はかなりあついのですが、そこに太陽からやってきたツブツブがぶつかってオーロラができるのです。でも、地球上どこでもオーロラが見えるわけではありません。オーロラが見えるのは、地球の北と南のはしっこのほうなのです。

ちょっとむずかしいんだけど、地球には「磁力」というじしゃくのような力があって、それに関係して地球の北と南のはじっこにツブツブがぶつかったときにオーロラができるんです。だから日本の東京や、赤道(せきどう)という地球の北と南の真ん中の線の上では、みられないんです。


科学ジャーナリスト:中村 浩美 先生

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