ほし・うちゅう
Q. このまえ「しおひがり」に行きました。どうしてしおがひくのですか? (小3・男)
A.

コップの水にふっーと息をふきかけたときのことを思い出して下さい。息をふきかけた方と反対の方に水が集まるでしょ。

「しおがひく」というのも、同じなんです。地きゅうの上にあるものは、みんな万有引力(ばんゆういんりょく)という力で地きゅうにひっぱられているの。だから、キミがフワフワと地めんからはなれてどこかにとんでいってしまうことがないんです。

それと同じような力が月にもあって、その力で月から地きゅうの海の水をひっぱているんです。びっくりだよね。でも、海って広いでしょ。だから、海の水もひっぱられるところと、ひっぱられないところがでてきます。そして、ひっぱっられているところに水がどっと集まっていくんですね。ぎゃくにひっぱられないところでは、水がどんどん少なくなっていきます。そうするとすなが見えてきて、しおひがりができるようになります。これがしおがみちたりひいたりすることのりゆうです。

それとね、太ようにも同じような力があるので、月と太ようが同じところをひっぱると、水が集まったり少なくなったりするのも大きくなります。そういうときは、大潮(おおしお)といいます。ちなみに、月が満月(まんげつ)のときはひく力が大きいですよ。


気象予報士・大野 治夫 先生

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