ほし・うちゅう
Q. 土星のまわりにはどうしていん石があるの? (小5・女)
A.

土星の輪はなにで出来ているかというと、ほとんどが氷のかけらなんです。それが太陽の光を受けてきらきら光っているんだよ。土星とか木星は、地球と同じように太陽のまわりを回っていて、「惑星(わくせい)」と呼ばれています。そしてその惑星のまわりを回っている星を「衛星(えいせい)」と言うの。ちなみに地球の衛星は月ね。

で、土星には地球と同じように衛星があって、その衛星は石や氷で出来たものや、氷につつまれた石の衛星などいろいろあるんです。じゃあ、なんで土星のまわりに輪があるのかというと、それは、土星のまわりの小さな星や石が互いにぶつかってくだけて輪が出来上がったんじゃないかと考えられているんだよ。そういった石や小さな星は、太陽系にはまだまだたくさんあってね、火星と木星の間にある「小惑星(しょうわくせい)」と呼ばれる小さな惑星なんかもたくさんあるんです。そういった小惑星や石が、何かのはずみで地球に落ちてくると「いん石」になるんですね。

太陽系には大きな惑星以外に小さな天体がいっぱいあるんだということを覚えておいてください。


川崎市青少年科学館・国司 真 先生

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