ほし・うちゅう
Q. なんで太陽は赤いの? (5歳・男)
A.

虹(にじ)を見たことあるかな?7色に見えるよね。この虹の7色はね、太陽の光が分かれたときに見える色なんだ。それを全部混ぜちゃうと白っぽく見えるんだよね。だから太陽は、ちゃんと見ると白っぽいか、ちょっと黄色く見えるはずなんだ。

でね、太陽の光は、太陽のあるところからキミのところに届くまでに空気を通ってくるよね。その空気の中を通ってくる時に、太陽の光の青系統の部分が空気に吸い取られちゃうんだ。実は、空が青いのはそのせいなんだよ。そして、残った赤い部分の光だけが太陽の光としてキミのところに届くわけだ。

将来宇宙にいくことが出来て、太陽を見る機会があったら、きっとその太陽は地面で見るよりも青っぽく見えると思うよ。

それと、キミが最初に言った赤い太陽といえば、例えば夕日だよね。あれはね、沈んでいく太陽の光が地上へななめに入ってくるよね。そうするとお昼よりももっとたくさん空気の層を通らなきゃいけないでしょ。だから、青い光がさらに多く吸収されて、赤い光が多くなっちゃうというわけなんだよ。

ちょっと難しいけど、わかったかな?


気象予報士・大野 治夫 先生

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