ほし・うちゅう
Q. 夏は夕方5時とか6時でも明るいのに、どうして冬の5時は暗いんですか? (小2・おとこ)
A.

うん、これは朝も言えることだよね。冬の朝は5時ぐらいはまだ暗いのに、夏だと朝4時半でも明るいもんね。
キミは地球儀を持ってる?

こども:はい

だったらわかりやすいかな。
1日っていうのは地球が自分でクルクルって1回転すると、朝が来て夜が来るから1日だっていうのは知ってるよね?そして、地球が太陽の周りをぐる〜って1回まわると1年なの。で、地球儀を見るとわかると思うんだけど、地球ってまっすぐじゃなくって、ちょっと傾いてるのね。で、「夏」っていうのは地球が太陽の方に傾いているときなの。
つまり、夏って太陽にあたってる時間が長いんだ。だから夏は暑いの。
逆に冬は、太陽にあたってる時間が短いから寒いというわけ。
太陽にあたってる時間が長い「夏」だと、朝4時半ぐらいから明るくなって、夜も7時ぐらいまで明るいよね。冬はその逆で、朝は7時ぐらいにならないと明るくならないし、夕方も早くから暗くなっちゃうの。 春と秋は大体同じで、朝6時ぐらいにあかるくなって、夜6時ぐらいに明るくなるってわけなんだ。
春・夏・秋・冬っていう「四季」が関係してくるんだね。

こども:日本が冬だったら日本の反対側にある国は夏なんですか?

そう、地球の真ん中には「赤道(せきどう)」があってね、今の時期は地球儀でいうと、赤道より上の方、つまり北半球は冬なんだけど、反対側の南半球、つまり赤道よりも下の方にあるオーストラリアなどでは今が夏なんだ。これはさっきも言ったけど、地球が傾いているから太陽のあたり方が違うからなのね。
それと、赤道の下にある国は1年中、日本の春や秋のようにいつでも6時ぐらいに明るくなって、6時ぐらいに暗くなるんだよ。真ん中だから、太陽のあたり方もいつでも同じ、というわけなんだ。
おうちで電球を太陽の代わりにして、その周りで地球儀を回すとわかりやすいかもしれないね。

イラストレーター・ヒサ クニヒコ 先生

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