その他
Q. ミステリー小説を書く時はどうやってトリックを思いつくのですか? (小4、男の子)
A. おねえさん:ミステリー小説はよく読むのですか?
男の子:はい。シャーロック・ホームズなどをよく読みます。
ゴリ先生:凄いですねえ。
おねえさん:自分でも書くのですか?
男の子:はい。書きます。
おねえさん:ミステリーを書くのですか?
男の子:はい。SF小説なども書くのですが、多く書くのはミステリー小説です。
おねえさん:本当ですか!それは凄いですねえ。
新井先生:書いているミステリー小説はちゃんと最後まで書けますか?
男の子:トリックが浮かばないので最後まではちょっと書かないです。
新井先生:なるほど。書くだけでも凄いのですが、トリックがどうやって思いつくかというのは、私はミステリー作家ではないのですが、おそらくミステリー作家の人に聞いたら皆さん「それは企業秘密です」と言うと思います。それに教えられるものでもないのです。
男の子:はい。
新井先生:「こうやったら思いつくよ」という公式があったらミステリー作家の皆さんは物凄く楽になると思いますので、誰もそれが分からないから苦労しているのだと思います。
男の子:はい。
新井先生:ただ、一般的には色々なことをよく観察して、わからないことがある時はすぐ人に聞かないで自分で考えてみて、色々なことをよく観察して考えると何かの時に「ふっ」と思いつくと思います。
男の子:はい。
新井先生:わからないことがあった時にすぐ調べるのは正しいのですが、調べる前に1回とまって、自分で「これはひょっとして、ここはこうなるからこうかな」みたいに考えて、それから正しいことを知って「これが正しかったか」とやると、その時にやっていた試行錯誤が結果として自分の財産になります。
おねえさん:はい。
新井先生:「余計なことを色々と考える」この余計なことが大事だと思います。
男の子:はい。
新井先生:10歳でお話を最後まで書けたら、それは、たいしたものですから頑張ってください!

お笑いタレントのゴリ 先生/SF作家の新井素子 先生 先生

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