いきもの
Q. 蝶のサナギの中の液体は何ですか? (小5、男の子)
A. 高家先生:脱皮したあとに残っているものですね。蝶は幼虫から成虫になりますよね?
男の子:はい。
高家先生:サナギの時に消化管を作りかえます。幼虫の時はミカンの葉を食べたりしますよね?それを消化するためのものです。幼虫の胃袋は大きいでしょね?
男の子:はい。
高家先生:幼虫は一生懸命消化しなくてはいけません。成虫になるとミツを吸うだけですから消化管は細くて小さくていいのです。この消化管をサナギの時に作りかえますが、脱皮をして外に出る時にいらないものを消化管の中で作りかえ、排泄物として捨てるのです。
おねえさん:へ〜。形がかわると同時に体の中でもかわるのですね。
高家先生:そうです。消化管の残りと、他には食べ物のかすなども含まれています。ちゃんと成虫として生きていくには必要なのです!この液体はサナギの中にある場合もありますし、外に出てピュッと出す場合もあります。成虫になった時、ちょっと気を付けましょう!

昆虫博士の高家博成 先生

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