いきもの
Q. なんでドジョウとウナギはぬるぬるするのですか? (小1、女の子)
A. おねえさん:触ったことはあるのかな?
女の子:はい。ドジョウに触ったことあります。
さかなクン:そうですか。ドジョウというお魚はぬるぬるしていますが、そのぬるぬるは体を守るために持っているんですよ。ドジョウは川の下や田んぼの近くの用水路に暮らしていたり、泥の中に潜ったりして暮らしています。体を守るためにぬるぬるした「粘液(ねんえき)」というものを沢山持っています。一見、うろこが無くてぬるぬるしかないように見えますが、実は小さな小さなうろこもあるんですね。魚たちは自分を守るためにうろことぬるぬるした粘液を持っているんです。うろこががっちりした魚はそのぬるぬるが少ない魚も多いのですが、うろこが小さかったり、ナマズのようにうろこを全く持っていない魚は、体を守るためにぬるぬるの量が多いのですね。
おねえさん:例えば、ドジョウづかみというのがありますけど、ぬるぬるしていると中々持てないのは、やはり、捕まらないようにぬるぬるしているということなんですか?
さかなクン:そうですね。敵に捕まりにくくするためというのもあると思います。それと、ドジョウは鳥に狙われることが多いんですね。鳥についばまれて食べられにくいようにぬるぬるを沢山持っているのかもしれませんね。それと、サンゴ礁に暮らす、クマノミという魚。ディズニーの映画「ファインディング・ニモ」のモデルにもなりましたが、その魚はイソギンチャクの毒に刺されないように沢山の粘液を持っているんですよ。

さかなナビゲーターのさかなクン 先生

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