小・中学校声楽部門を審査して下さった、小森 昭宏先生
「全国から選び抜かれて来た学校の中から、最優秀校を選出する難しい審査でしたが、それぞれに演奏技術の水準も高く、聴いていて楽しい時間でもありました。
曲の選び方もそれぞれの学校に工夫があって、全体として変化に富んだ内容となりました。とても良い傾向だと思います。この傾向が続くことを望みます。」
小学校器楽部門を審査して下さった、岡本 仁先生
「小学校の重奏、合奏第1,合奏第2、管楽合奏の4部門を聞きました。いずれも高い水準の仕上がりで優劣つけがたく、順位を決定する迄に各審査員が苦労いたしました。
アドバイスを若干申し上げるとすれば、「コンクール」という入賞目的から致し方ないとも言えることですが、1・2校を除きいずれの学校もやや実力に比べて難度の高いものを選んでいる様に聞こえました。無理のない曲で楽しく仕上げた時に、活き活きとした音楽が流れ出す・・・・と思いました。」
中学校器楽部門を審査して下さった、小原 光一先生
「文部科学大臣奨励賞選考会・中学校器楽部門の審査は、快晴の1月30日に東京TBS放送センターのスタジオで7名の審査員によって慎重に行われました。
開始前から張りつめた空気が漂っていたのは、少しでも音楽的に中味の濃い審査をしたいという全員の気持ちの表れであったと思います。入念な音量チェックにいつもより時間がかかったのもそのためだったかもしれません。
各部門とも素晴らしい出来映えだった上に、琴・打楽器アンサンブル・弦楽合奏・吹奏楽・管弦楽と多彩だったので、終わった時点では快い疲れが全身に広がり、しばしぼーっとした状態でした。そして子どもたちの感性の素晴らしさに改めて感動を覚えた午後でした。」