入社から4年間は経営企画部で総務や人事の仕事。
その後スポーツに移動し、今の部署では8年目に入っています。
ニュース情報部の中でスポーツのプロデューサーを担当しています。主な業務と言えば、やはりプロ野球中継。3月下旬の開幕戦から、11月上旬の日本シリーズが終わるまで、年間の多くをプロ野球中継の業務で過ごします。
中継は、球場の放送席で中継の元を作る現場ディレクターと、社内のスタジオで球場からの音声に効果音を足したり、CMを送出したりする、スタジオディレクターの2つに分かれます。
プロ野球のシーズン終了後も、プロ野球の選手移籍や契約更改などの取材、元日は、群馬で行われる実業団の「ニューイヤー駅伝」やサッカー「天皇杯」の中継などを行います。そうこうしているうちに、2月1日にプロ野球のキャンプが始まり、3月に入るとオープン戦の取材を行い、また新たなシーズンの開幕へと続いていきます。さらにオリンピックの中継やスポーツ関連番組の制作など、プロ野球中継がメインと言いながら、仕事は多岐に渡ります。
様々なスポーツの現場で、大きな瞬間に立ち会うので、中々一つに絞るのは難しいですが、初めてプロ野球の球場ディレクターの仕事に就いた2007年の開幕戦で、巨人の高橋由伸選手が「開幕戦初回先頭打者ホームラン」を放ったときは、驚いて体が固まりました。
その他、リーグ優勝や日本一、ノーヒットノーランと言った大記録誕生の瞬間、その現場に自分が立ち会っている度に、毎回感動を覚えます。
仕事ではありますが、鳥肌が立つ事も。
スポーツだけでなく、それぞれの現場(番組)で自分のやりたい事にチャレンジさせてくれる会社です。もちろん、守らなければいけないルールはありますが、スタッフみんなで考えて、自分達がこれだ!と考えた番組を作り上げる楽しさ、上手くいった時の喜びを感じる事ができます。逆に言えば、自分達に任されている分、責任も大きいと言う事。それがやりがいにも繋がります。
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まずは人として当たり前の事が当たり前にできるか。社会に出る時の最低条件だと思っています。
あとは、入社したところで、どれだけ頑張っていくか。そして、広く興味を持つ事ができるか。自分の趣味、好きな事が詳しいのは当たり前。
それ以外の部分に広くアンテナを向けられる人になってほしいし、自分もそうでありたいと思っています。
スポーツを含む、世の中で起こる森羅万象を報じ、少しでも社会の役に立とうとする仕事です。「スタンバイ」「デイキャッチ」「Session22」の3つのニュース系ワイド番組を中心に、番組独自の視点で、日々のニュースを解説・論評し、時には、社会の問題点を浮彫りにします。取材・原稿作成・コメンテーターの確保などに日々追われ、大きな出来事では現場から中継します。スポーツはナイター中継が中心。プロ野球を完全マークです。
まずは、与えられた業務をこなすだけでなく、目標達成のために、自分は何をやるべきか自ら考え、実行できる積極性です。そして、世の中の変化のスピードが速まる中、これまでのやり方に固執せず、状況に応じて考え方や行動を変えられる柔軟性。そして、人間を相手にする仕事ですから、周囲と上手くコミュニケーションを取れる人が向いています。スポーツは体育会系の必要はないですが、スポーツが好きな人のほうが良いと思います。
1988年入社
東京放送入社以来25年テレビ・ラジオでニュース・スポーツに携わる。サミット、五輪、W杯、WBCなど海外取材多数。小泉元首相とイチローの担当記者の経験あり。2011年7月より現職。