2008年まで地方局にてプロ野球の現場取材・中継などを担当し、2009年に入社 。現在「荒川強啓デイ・キャッチ!」「東京ポッド許可局」「夢★夢Engine!」プロデューサー
政治・経済・社会・事件・科学・芸能・スポーツ・・・真面目なニュースからB級ニュースまで何でも扱う「荒川強啓デイ・キャッチ!」。日々入ってくる数えきれないニュースの中からバランスを考慮しつつ、何を、どの視点で、誰の解説で、どんなテンションで、どんな原稿を書いて、どんなBGMを使うのかを決め、放送します。
打ち合わせでは、激論になってピリピリしたり、笑いっぱなしだったり、強啓さんのダジャレに適当な反応をしておいたり、日によって、時間によって、空気感は様々です。
近頃、改めて大事だと思うのは、自分のやりたいこと、面白いと思うことを他人にどうわかってもらうか。わかってもらえなければ、どう説得するか。スタッフ・出演者と感覚を共有できなければ、リスナーにも伝わりません。独りよがりでは成り立たず、プレゼン力が大事です。一方で、他人の案が面白くないと思えば、その理由を「プレゼン」するわけです。という感じで、いろんな人があーだこーだ言い合って、日々の放送内容が決まっていきます。
振り返ると、強啓さんに「パイナップルゼリーという存在がいかに画期的か」(←実際に番組で取り上げた内容)を説明するのが、とても難しかった思い出が。「いや、だから、パイナップルがですねぇ!」と、ただたた真面目に打ち合わせをするのです。
選挙や災害などの特別番組を作る機会も多々あります。度々、東日本大震災の被災地を取材しているのですが、行く度に気になっていた場所、津波に呑まれて保存か解体かで揺れる宮城県南三陸町の防災対策庁舎についての番組を作りました。
取材対象決め、インタビュー、ナレーション原稿作成、ナレーションの読み手決め、BGM選び、編集…。基本的に一人で行う作業であり、全部が自分の責任です。 放送されるまで、完成した音声は誰の耳に触れることもないので不安。でも放送後のリスナーの感想に安堵。でも上司・先輩からの厳しい意見もあり落胆。でもギャラクシー賞奨励賞をもらい、また安堵。正解はありませんので…というわけで、
宣伝 → http://www.radi-con.com/program/158
「中身のギッシリ詰まった番組」「議論の風土」「聴取率No.1」「家系ラーメンが近くに2軒ある」「尊敬できる出演者」「意地悪な人がいっぱい(いい意味で)」「遊びゴコロ」
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要は、想像力
「リスナーが今一番聴きたいのは何なのか」
「自分がやりたいことは、リスナーが興味のあることなのか」
「興味がなさそうなら、どうやったら興味をもってもらえるか」
「自分の当たり前は、本当に当たり前なのか」
「どんな原稿にすれば、出演者が読みやすいか」
「番組を聴いて、リスナーは、どんなことを思うか」
スポーツを含む、世の中で起こる森羅万象を報じ、少しでも社会の役に立とうとする仕事です。
「スタンバイ」「デイキャッチ」「Session22」の3つのニュース系ワイド番組を中心に、番組独自の視点で、日々のニュースを解説・論評し、時には、社会の問題点を浮彫りにします。取材・原稿作成・コメンテーターの確保などに日々追われ、大きな出来事では現場から中継します。スポーツはナイター中継が中心。プロ野球を完全マークです。
まずは、与えられた業務をこなすだけでなく、目標達成のために、自分は何をやるべきか自ら考え、実行できる積極性です。そして、世の中の変化のスピードが速まる中、これまでのやり方に固執せず、状況に応じて考え方や行動を変えられる柔軟性。そして、人間を相手にする仕事ですから、周囲と上手くコミュニケーションを取れる人が向いています。スポーツは体育会系の必要はないですが、スポーツが好きな人のほうが良いと思います。
1988年入社
東京放送入社以来25年テレビ・ラジオでニュース・スポーツに携わる。サミット、五輪、W杯、WBCなど海外取材多数。小泉元首相とイチローの担当記者の経験あり。2011年7月より現職。