2年前の座談会の頃と比べて変わったなぁと思うことは? |
江藤 |
お酒が強くなったことくらいかな。 |
全員 |
(笑) |
江藤 |
野球がほんとうに好きになりました。配属直後はじつは野球にものすごく思い入れがあるってわけでもなかったんです。でも現場に行って、いろいろな選手の方々に取材させてもらって、2年前より選手の方々との距離はずっと近くなったと思います。私たちが彼らのすばらしさをどうやって伝えるか、と考えるようになったし、皆さんに野球の面白さをわかってほしいなって思うようになった、というのが成長したところかな? |
細川 |
江藤は家でスポーツ新聞をとるようになりました。通勤途中にスポーツ紙に向かってブツブツ言ったりしてます。 |
内田 |
変わったこと…。何もかもが初めてのことだったので、それができるようになったことかな。たとえば、おつきあいのない企業に電話した時に、TBSラジオを名乗るとまず先方は取材かと思うんですが、そこから始まって、どうやって営業担当の方につないでもらうのか、どこまで電話でお話して、どこから直接うかがえばいいのか、そういったすべてが始めはわかりませんでした。それが一つ一つできるようになったということだから。 |
小池 |
僕の変わったことは、太ったことです。 |
全員 |
(笑) |
橋本 |
仕事面は? |
小池 |
スポットデスクから外勤にかわり、外に出る機会が多くなって、スポンサー企業や広告会社の方との会話の量が増えましたね。プライベートなことも交えて会話できるようになり、仕事を円滑に進められるようになったかな。 |
橋本 |
俺はADからディレクターに肩書きが変り、仕事への姿勢が変わったな。ADは指示されたことをこなす受け身の作業がほとんどで、ディレクターは能動的な仕事です。ボールを打ち返すだけではなく、投げなくてはいけない立場に変わって、責任をより自覚するようになりました。自分が提案したコーナー企画が盛り上がったら手柄になるけど、うまくいかなかった場合は自責の念を感じます。ADにも、もっとうまく指示できたのに、とかも。 |
江藤 |
あぁそうだよね、怒るとか注意する立場になると、それはすごく難しい…。 |
細川 |
私はケンカができるようになりました。出演者の方々は予算のことを考えずに、あれやりたい、これやりたいと案を出してくるんですね。予算を管理しているのは私なので、関係者の方々とぎりぎりの交渉をするわけです。本当にやりたいのか、面白いのか、必要なのか、根気よく話し合い、カットしたり、生かしたりという建設的なケンカをしています。 |