過去の議事録

2019年1月28日(月)開催 第168回 TBSラジオ番組審議会より
「土曜朝6時 木梨の会。」2019年1月12日(土)(6時-7時)放送分について

出席者(敬称略)

委員長大石 裕 
副委員長伊藤 英敏 
委員横山 真司 ペリー荻野 水科 孝之 増田 弥生 柴田 ゆう

局側出席者

 三村 社長

 古川常務取締役編成局長

 碧海取締役番組審議会事務局長

 三条制作部長

 阿部番組プロデューサー


委員の主な発言

〔審議対象番組〕
2019年1月12日(土)放送(6時−7時)、「土曜朝6時 木梨の会。」。昨年10月スタートの新番組。とんねるずの木梨憲武が朝6時から思い向くままに生放送でお送りするトーク&バラエティ。

〔委員の主な発言〕
◇木梨さんはイベントを仕掛けるとか、仲間を作るとか、そういうのが凄く好きなんだなと思った、そういう意味では面白く聞けたが、別に何か残る番組ではないからそれはそれでいいのだと思いながらも私個人としてはもうちょっと毒が欲しいなという気がした。

◇木梨さんはこの番組では仕掛ける側に回っていて、「会」を広げていこうというのはあるが、聞いている人は木梨さんの多彩な芸があるので、そういう瞬間をちょっと覗かせてもらうとひっかかる部分になるのではないか。

◇ラジオ番組だけでなく、昔でいえば公開録画をしたり、コンサートとか他のテレビ番組とコラボレーションを組んだり、そういうふうに横の広がりを増やしていくことでリスナーが増えていく。新しいリスナーを開拓するということは、いい番組を流しているだけではダメなのかなという意味では、いろいろな戦略を考えてやって頂くということなのかなと思う。

◇中高年の遊び好きなおじさんが結構ターゲットになってきた時に、女性も一緒に遊びたいなという視点とか面白さも、木梨さん自身が持っているエンタメ性は割とユニセックスだと思うので、それがあると週末の面白さ感が広がるのではないか。

◇1時間というコンパクトなところがすごくいい。これが2時間とか3時間の番組になると、もっとダラダラしてしまうというか、薄く広くなってしまうような感じもして、このギュッとしている感じが良かった。

◇全体的に木梨さんの決断力が凄くて、その場で物事がサクサク決定していくので、「続きは来週」とかそういう感じではなく、ストレスを感じることがなくて良かった。テレビで見る木梨さんよりもラジオの方が親しみやすく感じた。

◇非常にうまくできている番組だなという印象は持ったが、他方において、木梨さんの場合には石橋さんの毒を薄める役割があって、その一方である種のコクがあるというか、毒気もあるわけで、今回に限ってはそれが余り出てこなかった。それが物足りなさにつながっているかと思う。プロデューサーとかディレクターの方は大変だと思うが、いろいろな面で実験、冒険をして頂いて、木梨さんの力をもっともっと引き出して頂ければ。

以上



(TBSラジオ番組審議会事務局)