過去の議事録

2017年6月26日(月)開催 第153回 TBSラジオ番組審議会より
「アルコ&ピース D.C.GARAGE」 2017年 6月21日(水) 放送分について

出席者(敬称略)

委員長大石 裕 
副委員長伊藤 英敏 
委員横山 真司 ペリー荻野 水科 孝之 増田 弥生 山崎 俊一

局側出席者

 入江 社長

 碧海取締役番組審議会事務局長

 古川取締役編成局長

 三条制作部長

 宮嵜プロデューサー

審議対象番組

2017年 6月21日(水)放送(0時?1時)、「アルコ&ピース D.C.GARAGE」
昨年9月に開始。出演は人気お笑いコンビのアルコ&ピース。
若年層の獲得という観点から、次番組「JUNK」を担えるパーソナリティの育成。

委員の主な発言

◇ どういう評価をしていいか、非常に難しい番組。アルコ&ピースのファンは食いつくだろうが、わからない言葉がたくさん出てくるし、全体的には身内同士の話がずっと多くて、そこからもっと広がりがあるといいなという印象。

◇ 刺さる人にはむちゃくちゃ刺さるシュールさというか、トークの質だなという感じだが、刺さらない人には全く刺さらないところも多い。深夜放送は一般的なニュースとか報道とかとは違うので、刺さる人たちにむちゃくちゃ刺していくということが、この番組の一番の特性になっていくのではないか。

◇ 2人のコントの力というか、会話の力というか、そういうものを中心に、ファンとか継続的に聞くリスナーにとっては、これはこれでオーケー。

◇ 私はアルコ&ピースが好きで、そういう意味ではわからない部分がなかった。逆に、テレビの部分のアルコ&ピースを引きずっていないので、テレビを見ていてアルコ&ピースを知っていた人が聞いた時の新鮮さみたいなのがあって面白い。

◇ 冒頭でアジサイの話をして、ニューエラの話があって、『銀魂』の話があって 、教習所の話があって、それぞれはコンパクトで面白いと思うが、これを1時間番組としてやると、すごく平板な感じがするというか、飛び抜けていいという感じがしない。10分の帯番組とかで、アジサイの話があって、次の日はニューエラの話というふうに毎日やっていたらすごくいいなと思う。1時間という枠の中で窮屈にやっているのかなという印象を受けた。

◇ 説明が足りないというご意見があるが、今の漫才は説明するとダサイ。お客さんを突き放すことも一つの芸だと思う。

◇ 「ああ、これは入ってはいけない時間帯で、そういうリスナーの番組なんだな」と思う一方で、どうしても公共の電波を使って発しているものだから、ある種の面白さだけでなく、温かみや配慮があった方が良かったのかなという感じは受けた。

以上



(TBSラジオ番組審議会事務局)