過去の議事録

2017年1月23日(月)開催 第148回 TBSラジオ番組審議会より
「ニュース年録2016〜小池都政、トランプ、EU離脱。この選択で未来はどうなる!?〜」 2016年12月29日放送分について

出席者(敬称略)

委員長大石 裕 
副委員長伊藤 英敏 
委員横山 真司 増田 弥生 ペリー荻野 水科 孝之 伊藤 美希子

局側出席者

 入江 社長

 須郷番組審議会事務局長

 柳澤編成局長

 石垣制作部長

 大谷プロデューサー

委員の主な発言

◇全体を聞いてみて、なぜこの10本にされたのかというのが一番気になったところ。人それぞれ印象に残っているニュースの、最大公約数を、あるテーマをもって取り上げたのだと思う。(レギュラー番組の年間ランキングという制作側の補足あり)

◇1時間で、全てのニュースを取り上げるのは絶対無理。前半の15分とか20分ぐらいで10本を紹介して、後半は全部トランプさんの問題とか小池さんの話で議論したのは、すごく潔いなと思う。

◇中田さんは自己紹介から入り、青森でアナウンサーをして、フリーアナになり、最近子どもを産んで、復職されたばかりだと。それを聞いて、中田さんに感情移入ができるというか、人が見えたと思う。

◇1時間という短い時間で、自分にとってはどのニュースが印象的だったのかとか、自分はどう感じたのかと考えながら聴けた。また、3人のコメンテーターの多様性がとても良かった。

◇国際というところに焦点を当てられたのも良かった。例えば、安倍さんとプーチンの会談は、他のニュースに比べてあまり取り上げられていなかったのを、「新しい方からいきましょうか」という形であってもロシアのところに割と時間を割いたというのは、良かった。

◇全体の印象としては、『ニュース年録』ということで風呂敷自体が非常に大きいので、1時間では消化不良ぎみ。キャスターの方が進行役なのか、コメントもいうのか立ち位置がはっきりせず、後半の議論ではなかなか話しに入れなかった。

◇最初にニュース音源を聞かせるなど、ラジオらしい構成。BGMを廃して、言葉だけで進行したのは良かった。リスナーの声をもう少し拾っても良かったと思うし、中田さんがそれを紹介する役割を演じても良かった。

◇年録だからこそ、放送時点でそのニュースの現場や、現状はどうなっているのか、この先どうなるのか、など一言あっても良かった。

◇途中から青木さんが進行役になってしまったが、コメンテーター間の意見の違いなどを明確化させる意味では、青木さんはコメンテーターに徹するべきだったのでは。番組として多事総論、いわゆる「フォーラム機能」を意識すべきだったのでは。


以上



(TBSラジオ番組審議会事務局)