過去の議事録

2016年6月27日(月)開催 第143回 TBSラジオ番組審議会より
「ジェーン・スー 生活は踊る」 2016年6月14日放送分について

出席者(敬称略)

委員長大石 裕 
副委員長伊藤 英敏 
委員横山 真司 増田 弥生 ペリー荻野 水科 孝之 伊藤 美希子

局側出席者

 入江 社長

 須郷番組審議会事務局長

 柳澤編成局長

 石垣制作部長

 橋本プロデューサー

委員の主な発言

◇ジェーン・スーさんは非常に特徴的な声で特長的な話し方をされるという印象を持ちました。内容に関しては、彼女の人柄が、コラムで出てくるものがそのままラジオでリアルにライブで見えてくるので面白く聞くことができました。「お悩み相談」コーナーでは、「本音で来い」と最後に切り返されていたのがすごく印象的で、相談内容が同世代の話でしたので、より共感できました。ひとつだけ引っかかったのは、交通情報のところで、警視庁から「○○で交通事故がありました。ルン」みたいな感じで、ちょっと楽しそうに前向きに交通情報を話されているのですが、結構深刻な内容だったりするので、違和感があったということだけお伝えしておきます。

◇僕は正直いってジェーン・スーさんはちょっと苦手だったのですが、だんだん慣れてきたのか、彼女自体が聞きやすい方向にシフトされていったのかわかりませんが、最近のジェーン・スーさんは好きです。パートナーを務める井上アナウンサーとのバランスというか、二人でやることによる化学反応で良くなるというようなところが出ていないと思います。時間が解決していくようにも思いますが。「ススめて!小森谷さん!」は、小森谷徹さんがうますぎて、滑らか過ぎて、逆にすすめられるものが入ってこない現象が起きています。

◇私の中では、ローヤルゼリーとクルーズの客船のところと、勝間和代の本の話が、全部コマーシャル的な感じで、売り込みという感じがして、勝間さんの片付けの話は役には立ったのですが、これは誰がスポンサーでお金を出してこの枠をやっているのかなと思ってしまいました。勝間さんがお金を出してこの番組に出させてもらって本を売っているのかしらと思うような印象でした。

◇毒蝮三太夫さんのコーナーですけれども、『笑点』と比較して考えてみました。蝮さんも、もう四十数年やられていて、「アダチばかよね」みたいなことを歌われる。『笑点』は今やサブカル的な面白さなのです。突っ込みどころをみんなで見つけて笑っちゃうみたいなところがすごくあるので。このコーナーもひょっとしたらそういう『笑点』のような化け方の余地があるのではないかと思います。蝮さんも『笑点』に出ていらしたというのもありますけど、五十周年に向けて、さらにレジェンドになって頂けるよう期待しています。

以上



(TBSラジオ番組審議会事務局)