過去の議事録

2014年1月27日(月)開催 第118回TBSラジオ&コミュニケーションズ番組審議会より
「ザ・トップ5」 1月14日放送分について

出席者(敬称略)

委員長大石 裕 
委員谷川真理 伊藤英敏 横山真司 ペリー荻野 水科孝之

局側出席者

 入江 社長

 田中 常務取締役

 伊藤 番組審議会事務局長

 古川 編成業務局長

 坂元 制作部長

 橋本 番組プロデューサー

委員の主な発言

◇ 一番印象に残ったのは、堀井アナウンサーの印象です。堀井さんは非常にいいですね。聞いていて、声はやわらかいし、ソフトな語り口ですし、本人が意識しているのかどうかわかりませんが、鋭く切り込む時もある。切り込むが、全然痛くないのです。一瞬、ひやっとするようなことをおっしゃっているのだと思いますが、全然痛くないので、何か不思議な感じのアナウンサーという印象でした。ジェーンさんが突っ込んでくることに全く動じない、動かない。ドーンと腰が座った感じで動かない印象もありましたし、良く言えば、いい意味でのふてぶてしさみたいなものがあるんじゃないかなと感じました。

◇全体的な印象として、非常にテンポ良く番組が進行しているなということで、好印象を持ちました。ランキング形式で発表をするわけで、テレビなどでよくある変な引っ張りというのか何というのか、<1位は何だ>と思うとコマーシャルが入ったりすることはなく、すらすらと発表してくれるのが、私的にはスムーズで好印象でした。ただ、テンポがいい反面、冒頭の3人のお話は、何が始まったのか本当によくわかりませんでした。あの辺はちょっと交通整理が必要なのかも知れないですね。

◇2年ぐらいたってジェーン・スーさんがラジオというものにはまってきたのかなとも思いますが、堀井さんとのかけ合いの良さというか、堀井さんの受け止め力というか、受け流す力というか、2人の関係性がとてもいいなと思いました。

◇すごく番組に機動力を感じました。はとバスのところでも、実際に「朝、乗ってきました」という話があると、断然面白くなるのです。ランキングをパーッと紹介する。その機動力が本当にこの番組の面白さをさらに高めているし、説得力が出てくる。ランキングを発表するだけでなく実際に動いたというところもいいし、プロデューサーも自らランキングの一品に手を加えていらっしゃるというのも、私はすごくいいなと思いました。その心はずっと続けて頂きたいなと思います。

◇期間限定の番組ということが前提であるとすれば、その期間限定の強みを活かした番組作りもひょっとしたらできるのかも知れないなと感じました。3年目ですから、期間限定で、野球が始まるまでにこんなことをやりたいのですがという提案をして、リスナーを巻き込んでいくというやり方もできるのではないかと思います。
またあるテーマについて、10〜20年前、過去にも誰かがすごく真面目にランキングを付けているものが必ず存在するので、「20年前は実はここがトップでした」とか、そういう歴史みたいなものにちょっと触れると、団塊ジュニア以上の人たちは<ああ、俺たちの時はこうだった>という共感ができるのではないかという感触もしました。

(TBSラジオ番組審議会事務局)