過去の議事録

2011年6月27日(月)開催 第93回TBSラジオ&コミュニケーションズ番組審議会より
「高橋芳朗 HAPPPY SAD」 6月5日放送分について

出席者(敬称略)

委員長山野 勝 
副委員長田中珍彦 
委員宮台真司 萩原健太 谷川真理 水科孝之 二木 薫

局側出席者

 加藤 社長

 伊藤 番組審議会事務局長

 入江 取締役

 柳澤 制作センター長

 三条 プロデューサー

委員の主な発言

◇番組全体として、音楽がたくさんかかっているというのがすごく嬉しかったです。しかも、メロディーがきれいで、聞きやすい曲が多くて、とても好印象でした。ちょうど日が暮れる時間帯、週末の黄昏どきに合う番組だなと思いました。

◇「甘酸ミュージック」のコーナーは、もっともっと甘酸っぱくして欲しいというか、その甘酸っぱいシチュエーションをどんどん補足していく言葉がもっとあったらいいのになあ、と思いました。

◇私もずっとTBSラジオを、いろんな形で聞かせてもらっているんですが、洋楽でこれほどゆっくり聞かせてもらえる番組は余りないので、非常に興味深く、楽しく90分聞かせてもらいました。番組の時間帯ですが日曜日の6時半から8時の間は、なかなか聞きにくい時間帯です。もう少し遅い時間帯にしていただいたら嬉しいかなと思いました。

◇高橋さんは、もちろん音楽的知識が豊富な方です。にもかかわらず、番組でかかっている音楽が「いつの」「どういう位置にある音楽なのか」ということに対するインフォメーションがちょっと無さ過ぎだと思いました。すごくいい選曲がなされていたと思いますがこの曲を選んでいる高橋芳朗ってすごいでしょうというプレゼンテーションにしかなっていない感じがします。そこから切り離されて、例えばこの曲にはどういう歴史があるのか。そこの部分の補足というのはもうちょっと必要かと思います。

◇日曜日のあの時間帯。自分としては、子どもを育てていたころから、何があっても、日曜日のあの時間帯というのは、『ちびまる子ちゃん』から『サザエさん』に流れる。一週間の中で「日常と全く違う特別な時間」と思って何十年も生きてきていますから、あの時間帯、日曜日のその時間帯というのは、僕にとって特別なのです。そういう意味では、『サザエさん』ではないのに、ひじょうにゆったりとした気持ちにさせてもらって、楽しく聞かせていただきました。

◇高橋さんが曲の説明をする時に、私なんかは全く曲の基礎的な知識はありませんが、彼は音楽の解説が非常に文学的というか、この曲は「こうこうこういうことで」という、その表現の仕方がなかなか僕らの年には入りやすい解説でした。軽いユーモアもあって、私には非常に好感が持てる人に思えます。

(TBSラジオ番組審議会事務局)