2008年10月27日(月)開催　第65回TBSラジオ＆コミュニケーションズ番組審議会より
「エキサイトベースボール・マネージャーズ」

余田　社長

入江　取締役

水野　番組審議会事務局長

藤田　プロデューサー

河野　経営企画室長

『エキサイトベースボール・マネージャーズ』は、火曜日から日曜日の夕方の生放送。
女性の視点からスポーツのことをより身近に感じてもらえるよう、プロ野球を中心にスポーツ全般を毎日詳しくわかりやすくお伝えしています。
パーソナリティは磯山さやか・岡村仁美・岡村麻純・出水麻衣・枡田絵理奈、アシスタントは男性AN。

★　最初は、野球関係の話が多いのかと思っていたんですけれど、結構それぞれ短い時間の中に楽しい話とか興味持てる話とかいっぱいあり、楽しかったです。
★　インタビューの後ろにBGMが流されていますけれども、私は繰り返し鳴っている高い音がえらく耳について、話に入り込めませんでした。
★　新夕さんがわんぱく相撲の体験をなさいましたが、間だとか息遣いだとか臨場感というのを自分の想像の世界で創れるので、これこそラジオの楽しさだなと感じました。
★　わんぱく相撲のインタビューは非常に楽しかったんですが、体つきも、例えば手の大きさだったりとかそういうところが違う、テレビの画面では見えないところをもっと深く、もっと詳しくお話ししていただけたらいいのかなと感じました。
★　今回は相撲だったんですが、野球だけにこだわらずにいろんなスポーツを取材して、それぞれの魅力をスポーツを嫌いな人たちにも伝えてもらいたいなと感じました。
★　ハチみつをプレゼントするコーナーで、「差し上げ物」という言葉を使っていて、最近の若い人たちはそういうふうに言っているみたいですが、やっぱり「お使い物」と表現したほうがいいと思いました。
★　出演がアナウンサー2人だからなのか、何となくそつがないと言えばそつがないんですけれども、上滑りしていく部分が結構多かったような印象もありました。
★　相撲は日本の国技ですし、ベースボールはアメリカの国技のようなもので、それぞれ国の成り立ちと非常に密接な関係があるわけですね。大統領が観戦すると、その都度、記念エピソードみたいなものがずっと語り継がれる。何かそういう話になるのかなと思ったらならなかったことがやや残念ですね。
★　マニアックに走らないという防波堤という意味であれば効いているのかもしれませんけれども、女性の視点がどこなのかちょっとわからなかった。
★　私が一番面白かったのは、どすこいFM、まずこういうFMがあるということも知らなかったですし、女性がこれにかかわっているということも知らなかったものですから、これが非常に面白かったです。
★　野球が最強のコンテンツかというのは、いつも疑問に思っているんです。もちろんスポーツは否定しませんし、野球も大きな地位を占めているとは思うんですが、オフシーズンではもっと違うコンテンツを発明すべきだと思うんです。スポーツは趣味の中の大きな部分を占めていますから、もっと違う視点の切り方の番組を期待しています。
★　見るスポーツから、するスポーツへという流れがありますよね。今でも少年野球をやっている子や草野球をやっている方も多いですよね。そういうするスポーツとしての野球人口が、今の流れの中でそれなりに維持できるのであれば、見るスポーツとしての野球にもつながるんじゃないかなと思いますので、その辺も開発していただければと思います。
★　どんなスポーツだって、国民的スポーツだった時代はスポーツを寓話として読んでいましたよね。野球を見ていて、そのワンシーン、ワンシーンで、これはおれの人生そのものだとかというふうにしてね。みんな、それぞれにいろんな見方をしているじゃないですか。そういう、野球の話から野球じゃない話までぐっと引っ張っていきながら面白い話ができる人を育ててほしいです。そこら辺の部分というのがスポーツの番組に盛り込まれていくと、もっと盛り上がると思うんですけどね。

（TBSラジオ番組審議会事務局）