先輩&後輩本音座談会 - TBSラジオ 2018年度採用情報

入社してから、一番苦しかったことは？

赤木：一番つらかったと同時に、一番達成感があったんですけど、一昨年、いきなり1時間の特番を1人で作れ、って言われまして。それが残り1カ月もなかったんですね。本当にゼロベースからだったんですけど。

司会：この1時間は預けた、と。

先輩&後輩本音座談会赤木：そうです。本当にゼロから、企画も、スタッフも出演者も自分で考えて、一から音作りをしました。それまでは、既存の番組の中のひとつのコーナーを作ることはあっても、番組自体を全て自分で作るという経験はなかったので、あの時は、自分の担当の生放送が終わってから、ずっと編集室にこもっていました。気付いたら終電がないという日もあったし、土日も全部出て、ずっと音作って、私、編集室の中で30歳になったんです。誕生日を迎えて、それが放送されて。本当に達成感があって。一番いい誕生日の迎え方でしたね。

司会：いい話ですね。

赤木：そのとき、実は、知恵熱みたいな、すごい高熱が出たんですけど、こんな体調に負けたくないという気持ちが強くて。普段なら帰りなさいって言われるのに、そこは放っておいてくれた会社にも感謝しています。本当にあのとき、頑張りました。納得するまで音に向き合って、自分の制作人生の集大成と思って作ったから、やってよかったって心から思いました。苦しかったけど、すごく楽しかったです。

司会：中野君は？

先輩&後輩本音座談会中野：辛かったこととか、どうしようもならないハプニングみたいなのは、今のところ、ないんです。でも、入社1年目で、会社に4人しかいない編成部員のうちの1人として配属されたことに、壁にぶつかることはあります。今、赤木さんがおっしゃったような番組に対して、この番組でよかったところはどこだとか、駄目なところはどこだとかっていうことを、制作も営業も全く経験したことのないぺーぺーの自分が、意見しなければいけないっていう。編成部員としての視点を求められるのが、僕的にはすごく苦しいです。自分は何もできないのに、なんで人の作ったものを評価しなきゃいけないんだろうかって。実際、自分が今、赤木さんみたいに番組を作れって言われたときに、自分も周りも納得させられるような番組を作れるのかっていったら、それは絶対できないし、外勤さんが持ってきた案件をおまえがセールスできるのかっていったら、絶対、僕は取ってこれないと思うし、そういったところが苦しいです。

司会：岩﨑君は？

岩﨑：つらかったことはたくさんあるんですけど、達成感っていうのを踏まえると、この10月に外勤に出てからのこの4月の改編セールスがとてもつらかったですね。

赤木：そうだよね。

岩﨑： 10月に、岩﨑のスポンサーはこれ、って一覧表を渡されて。僕がひとりで担当していいのかなって思うような大口のスポンサーさんをたくさん任されて。一から勉強中なのに、4月の改編で、契約中のスポンサーさんには絶対継続していただかなくちゃいけないし、さらに新規のスポンサーさんを獲得しなければならないというのが、本当に大変でした。

赤木：大変だよね。

先輩&後輩本音座談会岩﨑：営業推進部のデスクから見ていた外勤さんって、とても楽しそうなんですよ。基本的に、昼間は皆さん会社の外に出ていて、夕方ぐらいにわいわい帰ってきて、すごいみんな仲良しで、夜には会食が入っていて、さっと出て行ってしまう。デスクからしたら外勤の仕事って見えなくて、ちょっと楽なんじゃないかな、なんて思っていた自分がいたんですけど、実際、いざ外勤に出てみると、仕事量が本当にとてつもなくて。1人が抱えているスポンサーさんも多いですし、仕事の重量も多くて、どんだけスーパーマンがいるんだ、みたいな。

赤木：うんうん。

岩﨑：この4月改編で、無事というか、先輩がたの力があってなんですけど、いくつか新しいスポンサーさんを決定することができまして。本当に年明けてから、働きまくる生活だったんですけど、決まったときは、入社して一番嬉しかったかもしれないですね。

赤木：みんな、苦しいことが、結果、一番良い経験や記憶になってるんだね。

入社して一番楽しかったことは？

先輩&後輩本音座談会中野：僕は、毎週火曜日の夕方6時頃、帰る前に入るトイレですね。そこに大好きな芸人Oさんがいる。憧れの人と隣で小便をしている。

赤木：笑！！何か話しかけた？

中野：怖いので、話しかけてないんですけど、憧れの人と並んで用を足している俺、っていうのが1人、いました。

赤木：それが一番楽しかったこと？入社して？

中野：そうです！憧れの人と一緒に仕事ができて楽しいです。

司会：隣りで小便って・・・全然仕事じゃないじゃん（笑）

岩﨑：僕は楽しかったというか、嬉しかったことがあって。さっきの話にもちょっとつながっちゃうんですけど、今、スポンサーのM社さんを担当させていただいていまして・・・。

赤木：よく決めたね、あなた。（拍手！）

先輩&後輩本音座談会岩﨑：その決定をいただくには、もともと前任の営業部長や先輩方がすてきな関係値を築いてくださって、僕がやれることってほぼない状態だったんですけど、M社さんには担当の女性がいて、その方に猛アプローチをする。週1、2は会いに行く、絶対に。

赤木：すごいね。カノジョより会ってるね。

岩﨑：まちがいなくカノジョより会ってましたね。それで別れちゃったんですけど（涙）。僕にできることは全部しようと思って。例えばバレンタインデーにチョコレートを…

赤木：逆に渡す、みたいな？

岩﨑：そうです。通い過ぎて、「もういいかげんにしてくれ」って。「気持ちは分かったから、もう来ないで！」って言われて。もうダメかなと思ったら、最終的に広告出稿を決定いただきました。まだ外勤になって短いですけど、それが一番の思い出です。

赤木：そうか。よかったね、両思いになって。

岩﨑：本当ですね、振り向いていただけて。長い付き合いをできるようにしたいですね。

中野：先輩は？

先輩&後輩本音座談会赤木：私は『たまむすび』で『おばあちゃんのつぶやき』というコーナーをやっていて、主に赤江さんの1週間分のNGをまとめて編集して出すという内容を担当していて。すごく力を入れているんだけれど、ワイドFM開局のときに、TQL（TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送）3社合同で、スカイツリーから生放送をした時に、その『おばあちゃんのつぶやき』をTBSラジオ代表でやろうということになったのが、嬉しかったですね。自分の編集した素材が6波で流れる、どのチャンネルひねっても私が作った素材っていうのが、すごく嬉しかった。あと、他局のNG素材をいじらせてもらったの。文化放送とニッポン放送からもらってきたNG素材を、私がいじって、それを編集して出すっていうのは、すごい責任も重大だったけど、めっちゃ楽しかった、っていうか興奮した！あとは『タマフル』に出させてもらったことかな。

岩﨑：マイコ赤木ですよね。僕が内定をいただいて、いつもどおり『タマフル』を聴いていた時だったんです。しゃべりがすごいうまかった。

赤木：いやいや！2人で飲みに行ったときに、その話になって、「僕、聴いてたんですよ」って、こそっと言われて、恥ずかしかった！！

岩﨑：普通のスタッフがこれだけしゃべれる会社って、どんだけすげえ会社なんだよって。

赤木：違う違う、それは企画が良かったの！でも、大好きな人とマイクを挟んでしゃべれるっていうのは、業務外だけれど、多分、この会社にいなかったらできなかったから、すごく嬉しかった。

中野：本当に。自分の憧れだった人とか好きな人と仕事ができる、面白いものを作れる、そういう可能性を秘めているっていうのは、すごくモチベーションに繋がります。この会社じゃないとできないことなので。