<あらすじ>
麗美(かたせ梨乃)をエスコートする聖也(北村一輝)に圧倒される遼介(松岡昌宏)。
現在、新宿歌舞伎町だけで100軒のホストクラブがあると言われている。
そこで働くホストの数は約2000人。不景気をよそに、一本何十万もするボトルが毎夜飛び交う世界。そのトップに立つ男たちはアルマーニに身を包み、ロレックス、ブルガリで武装し、フェラーリやランボルギーニを乗り回すという。
女性たちに囲まれ一見華やかな世界だが、しかしその成功者はごくわずか。自分の力で売上げを伸ばさなければ潰されていく厳しい世界でもある。
このドラマの主人公・的場遼介はそんなホストの世界へ飛び込んで行く純粋な男。世間知らずな彼は失敗を繰り返しながらも、持ち前のピュアな心とひたむきさだけを武器に新米ホストとして努力し、決まりきった接客技術ではなく、一人の人間として女性客と接し彼女たちの心を掴んでいく。女性客は、彼のピュアな心に触れ、癒されていく。そして彼は、夜の街の王、『夜王』を目指す。
この物語は、遼介の成長を描くサクセスストーリーだが、それだけでは終わらない。なぜなら、彼の成長はそれを見守る女性たちによるものだから…彼を一流のホストとして育てる女性たちも主人公なのである。
土砂降りの新宿・歌舞伎町を傘もささずにずぶ濡れの男が歩いている。その男、的場遼介(松岡昌宏)は、東京で一発当てたいという野望を持って北海道から上京してきたが、そのきっかえさえつかめず、打ちのめされていた。この街も、見納めか…と高層ホテルを見上げていると、エントランスに高級車が横付けされる。その高級車から、聖也(北村一輝)にエスコートされ、一人のゴージャスな美女・加納麗美(かたせ梨乃)が降り立つ。別れを惜しむように抱き合う二人。
何を思い立ったのか、遼介は走ってホテルの中へ。麗美の乗ったエレベーターに駆け込み、結果、彼女の部屋に招かれる。何をやってもうまくいかない、どうすれば…と自分の思いを伝えると、麗美は答える。「この街は誰も手を差し伸べてくれない。でも、努力すれば必ず報われる。成功すれば、普通では見られない景色を見ることができる」と。
翌日、遼介は、ホストクラブ「ロミオ」に飛び込み、雇ってもらう。ロミオのNo.1ホストは聖也。ロミオで麗美と再会した遼介は、彼女が世界的なデザイナーで、特定のホストを指名しないことで有名な女性と知って驚く。
遼介に与えられた試練は、1週間以内に指名客をつかむこと。もしそれが出来なければクビだ。修(要潤)、潤(大倉孝二)ら同僚に励まされ、指名を取るために奔走するが…。キャバクラ嬢の愛理(真中瞳)、OLのエリカ(大谷允保)との出会いを経て、成長していく遼介を、温かく見守る麗美。
果たして遼介は、一流のホストになれるのか!?
<登場人物>
- 的場遼介(まとばりょうすけ)…松岡昌宏
- ホストとして夜の街の王「夜王」を目指す若者。北海道出身の元暴走族。
一旗あげようと上京したが、何の具体的な目標もない彼はあえなく東京の厳しさに打ちのめされる。しかし、ある女性との出会いをきっかけに、思いもよらなかった道を歩き出す。
ホストの世界に飛び込んだ彼は、ホストクラブ界の掟を全く無視し、持ち前のピュアな心とひたむきさだけを頼りに常識外れの方法で、女性客の心を掴んでいく。周囲の人間たちを巻き込んで、彼はホストとして男として、大きく成長していく。
- 加納麗美(かのうれみ)…かたせ梨乃
- 有名ファッションデザイナー。自分のブランドを持つ世界的に有名なデザイナー。美貌と才能を兼ね備えた女性で、唯一の楽しみがホスト遊び。自分が癌に冒されていることを告知された夜、偶然出会った遼介に運命的なものを感じ、彼を理想のホスト、伝説のホストへ育て上げようとする。遼介をホストとして育てていくうち、彼の男としての魅力に惹かれていくが…・。
- 聖也(せいや)…北村一輝
- 遼介が勤めだすホストクラブ『ロミオ』のNo.1ホスト。遼介の最大のライバル。その端正な顔立ちと巧みな話術、ホストテクニックで女たちを魅了する。聖也の独壇場だった『ロミオ』の夜は、遼介の出現によって少しずつ崩されていく。狙っていった麗美の指名を遼介に奪われ、ホストとして常識破りの遼介のやり方に、怒りと嫉妬を感じるようになる。
- 愛理(あいり)…真中 瞳
- キャバクラ嬢。厳しいキャバクラ勤めで歪んだ心を、遼介のピュアな気持ちに触れ、癒される。遼介が初めて自分の努力で指名を取った女性。その後、遼介を応援する。
- エリカ…大谷允保
- OL。遼介を嫌う同僚のホストに脅され、遼介を罠にはめようとする。
- 修(しゅう)…要潤
- 『ロミオ』のホスト。遼介の良き先輩。遼介にホストの世界の常識などを教える。後に遼介が自分の派閥を立ち上げると補佐役に。
- 潤(じゅん)…大倉孝二
- 『ロミオ』のホスト。修と同様、誰の派閥にも属していない。人懐っこい性格で遼介を陰で支え、助ける。
- 店長・秋山…酒井敏也
- 『ロミオ』の店長。オーナー矢島の右腕。客には異常に腰が低い。
- 高橋藤吉…竹山隆範(カンニング)
- おでん屋の店主で、遼介の友人。遼介を応援する。
- 矢島輝彦…内藤剛志
- ホストクラブ『ロミオ』のオーナーで、伝説のホスト。沈着冷静、クールに店を仕切っていく。遼介のホストとしての才能にいち早く気付く。麗美とは古い知り合い。二人には歌舞伎町で語り草になっている伝説があった…。
<加藤章一プロデューサーのコメント>
ホストの世界は、ホストクラブに行ったことのない女性にも興味があるのではないでしょうか。格好良い男の子と話したいという単純な欲望に加え、非日常の世界への憧れ、ホストを指名して自分好みの男を育ててみたいという、女性の「夢」を、このドラマが叶えます。キャバクラを舞台にしたドラマは、今までありましたが、ホストクラブの世界をきちんと描いたドラマはなかったのではないかと思い、この原作に注目しました。最近、このドラマの主人公のような、「何かでてっぺんを取ってやる」というような大きな夢を持った、青臭い男がいないですよね。松岡君は、まさにこの役にぴったりで、「成り上がり感」といいますか、一人の男が何かに向かっていく、男臭さや、一本芯が通っているところなどが、はまりすぎるほどはまってますね。
一人の男の人の成長物語だけでなく、今まで見たことのない世界を見せたいです。よくドキュメンタリーで描かれる、金と欲にまみれた世界だけではなく、人と人との触れ合いがあったり、女性が癒しを求める世界だということを伝えたいと思います。