夏休み映画SP「釣りバカ日誌19・ようこそ!鈴木建設御一行様」

シリーズ初の社員旅行!
大分県でハマちゃん&スーさんを待ち受ける獲物とは…?

　今回は大分県を舞台に、シリーズ初の社員旅行を敢行!ホーバークラフト、地獄めぐり、緑豊かな九重連山、地底に眠る火山の活動によって日本一の温泉の湧出量を誇り、湯けむりが立ち昇る別府市の温泉街……大分の魅力満載の社員旅行で、鈴木建設一行も大張り切り。
　瀬戸内海と太平洋に挟まれた豊後水道や、黒潮が洗うリアス式海岸は魚の宝庫。激しい潮の流れに育てられた魚たちにハマちゃん&スーさんのゴールデンコンビが挑む。

　会長になったものの、会社が心配で多忙な毎日を送る鈴木一之助(三國連太郎)。一方、相変わらず会社よりも釣りが命、元気が取り柄の浜崎伝助(西田敏行)。
　ある日、伝助に思わぬ危機が訪れる。会社の健康診断にひっかかったのだ。胃カメラ検査を受けるよう説得にきたのは総務部の河井波子(常盤貴子)だったが、断固拒否の姿勢を崩さない伝助にはお手上げ状態。そんなやりとりを見過ごせずに声をかけたのが、伝助の新しい部下・高田大輔(山本太郎)だった。実は大輔は大企業・高田製薬の御曹司なのだが、親の七光りを嫌う生真面目な若者で、一之助も大いに期待している存在だった。大輔をはじめ周りに説き伏せられ、ハマちゃんは渋々検査を受けることになった。
　大騒ぎの末に受けた胃カメラ検査の結果は、「暴食のし過ぎ」。食生活を正すようにとの診断にほっとして、晴れて大分県へ社員旅行に出発することになった伝助ら鈴木建設一行。旅行の幹事を務めるのは大分県出身の波子。その波子の兄で漁業を営んでいる康平(竹内力)に、ハマちゃんは釣りの手配を頼んでいた。