"虚構が大波のように現実を超えて迫る、
リアルな人間ドラマ"。
「華麗なる一族」を始めとする山崎豊子作品最大の魅力は、そこにあります。そして、それがまた今、人々が山崎作品を求める最大の理由です。
現実の世界も今、「華麗なる一族」の世界に勝るとも劣らない激動の時代を迎えています。喜び、悲しみ、傷つき、挫折し、裏切られ、這い上がりながら生きている現代の人々は、善人が敗れ、悪人が勝つ、このドラマのそんな非情で過酷なストーリーの中でも、したたかに、たくましく、どこまでも自分に正直に人生を生きている登場人物たちに共感し、惹き付けられるはずです。そう、人々は、そんな登場人物一人一人に自らを重ね合わせながら、共感できるはずです。
それはあたかも、そうして、激動の時代を生き抜くエネルギーを得ようとするかのように…。
今回このドラマでは、物語の時代背景を、原作が発表された1970年代のまま描き切ります。